ワークス(福岡県遠賀町、093-291-1778)は、直径0・1㎜のガラスレンズ金型を開発した。独自の微細なナノ多結晶ダイヤモンド工具で加工し実現した。これまでの最小径は0.5㎜で、世界最小クラスという。従来は難しい超小…
日本ツクリダス 生産管理システムにチャット機能を追加
日本ツクリダス(堺市南区、072-290-2223)は、生産管理システム「エムネットくらうど」に、金型部品などの加工案件それぞれについてチャットで会話できる機能を追加する。2023年2月末までにクラウド版の全ての利用者が使えるようにする。
エムネットくらうどは、加工案件それぞれの材料入荷、加工、品質検査、出荷など各工程を終えるごとにバーコードを読み取り、全ての案件の進捗情報を一元管理。その情報を納期が迫る順に整理したりガントチャートに表示したりして、利用者全員で仕事の進み具合を共有できる。
新たに追加するのは、加工案件それぞれについてチャットで会話できる機能。ある案件に関わる機械オペレーターや営業、検査担当者などで、その仕事の進捗状況について話し合い、完成までの残りのプロセスやスケジュールなどについて擦り合わせすることができる。
これまで全社共有のチャットなどを用いる場合、複数の加工案件について会話が混在することがあった。しかし新機能はその案件に携わる人だけで会話できるため、コミュニケーションのスピードや精度が大幅に高まる。
エムネットくらうどは、多品種(月約800案件)の金型部品や精密部品の受託加工を手掛ける同社が2014年、自社用に開発し、16年から外販も始めた。仕事の進捗状況を把握し工程管理がしやすく、金型や精密部品加工をはじめ様々な分野の企業で使われている。
金型新聞 2022年11月10日
関連記事
レーザ金属積層造形機 DMG森精機は旋削とミーリング加工を1台で行う複合加工機にレーザ金属積層造形技術であるアディティブマニュファクチャリング(以下AM)を融合したレーザ金属積層造形機「LASERTEC 3000 DED…
実用新案、ランニングコストを削減 冷間圧造工具メーカーの三豊機工(愛知県春日井市、0568-81-4111)は、ダイスケースをセパレートタイプにすることで実用新案を取得した。分割したケースをネジでつなぎ合わせることで、一…
C&Gシステムズはこのほど、工程管理システム「AIQ(アイク)」の新バージョンの販売を開始した。量産管理に対応する新モジュールを新設し、金型だけでなく、成形メーカーでの適切な資材調達に貢献する。 アイクは金型メー…
プラスチック射出成形時に大きな課題となるのがショートやバリ、ガス焼けなどの品質不良。プラモール精工のガス抜きピン「ガストース」を使ったガスベントのデータ化と、流動解析によってガス抜き位置の最適化を実現した。成形品の品質安…