金型溶接補修を手掛ける愛知溶業は『金型に優しい溶接修理施工』をテーマに、溶接~機械加工の一気通貫体制で、品質向上と短納期化を図る。 創業は2005年と若い会社だ。市川修社長は「TIG溶接機2台を購入し、タウンページ片手に…
小山鋼材 ショールームを開設 水管研磨装置や焼戻し装置など展示

特殊鋼の専門商社である小山鋼材(大阪市西区、06-6532-6151)は金属AM向け冷却水管研磨やダイカスト金型向けの部分焼戻しやスポット焼戻しを行う装置を展示したショールーム「K′sラボ」を開設し、一部受託加工サービスも手掛ける。ダイカスト金型で課題となっている金属AMで造形した冷却穴のメンテナンスや、金型の硬度を下げたいといったニーズに応えることで課題解決を図る。
昨今、ダイカスト金型は金属AMで3D冷却穴を造形し、ハイサイクル化を図る動きが活発だが、メンテナンスに課題を残していた。同社が開発した金属AM向け水管研磨装置「MACH Polisher」はホワイトアルミナの研磨剤と水を水管内に高圧流入させ、クリーニングを行う仕組み。水管内の汚れを取ることで冷却性能の維持が期待できる。また、潤滑油にはオリーブオイルを使用し、環境負荷を低減した。
さらに、ダイカスト金型部分焼戻し技術として、「特殊ヒータによる部分焼戻し」と「過熱蒸気によるスポット焼戻し」の装置を開発。金型の裏面やポケット底部など部分的に硬度を下げたいといったニーズに最適。一般的にダイカスト金型は高硬度な材料を用いるが、「製品部など必要な箇所は高硬度で良いが、そうでない箇所は硬度を下げた方がクラックの予防となり、金型の長寿命化につながる」と取締役技術部の稲垣秀治部長は語る。
金属AM向け水管研磨装置「MACH Polisher」は広島営業所にも設置し、受託加工サービスを展開、2年後には製品販売を目指している。稲垣部長は「自動車のEV化でダイカスト金型の需要は今後も期待できる。その中で、ユーザーの課題解決につながる技術を提案していきたい」と抱負を語った。
金型新聞 2023年1月10日
関連記事
扶桑精工(相模原市緑区、042・774・1101)は、図面のない部品の再生やCADデータの作製などを行うリバースエンジニアリング事業を拡大する。古い設備や金型の修理、メンテナンスなどの需要開拓に取り組む。専門サイトを開設…
超ハイテンと大型化技術極める 1・5Gpaクラスまでの超ハイテン材向けのプレス金型を強みとするウチダ。このほど新日本工機と共同で、金型の最終調整に必要な肉盛り溶接工程の自動化を実現した。狙いは「溶接に関わっていた技能者を…
機上計測で戻りない加工 自動車のエアコンの吹き出し口の「レジスター」や、ミリ波レーダーを透過できるエンブレムなどのプラスチック金型を手掛ける谷ダイ・モールド。2023年に機械加工専用の第2工場を稼働させた。狙いは「工場が…
9月契約分から 生産能力上回る需要 大同特殊鋼は9月契約分から、全ての工具鋼製品で2~5%の値上げを実施する。今年1月契約分からも値上げを実施したが、それに続く2回目となる。 スクラップの高騰が続いていることに加え、自動…


