金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

06

新聞購読のお申込み

小山鋼材 ショールームを開設 水管研磨装置や焼戻し装置など展示

特殊鋼の専門商社である小山鋼材(大阪市西区、06-6532-6151)は金属AM向け冷却水管研磨やダイカスト金型向けの部分焼戻しやスポット焼戻しを行う装置を展示したショールーム「K′sラボ」を開設し、一部受託加工サービスも手掛ける。ダイカスト金型で課題となっている金属AMで造形した冷却穴のメンテナンスや、金型の硬度を下げたいといったニーズに応えることで課題解決を図る。

昨今、ダイカスト金型は金属AMで3D冷却穴を造形し、ハイサイクル化を図る動きが活発だが、メンテナンスに課題を残していた。同社が開発した金属AM向け水管研磨装置「MACH Polisher」はホワイトアルミナの研磨剤と水を水管内に高圧流入させ、クリーニングを行う仕組み。水管内の汚れを取ることで冷却性能の維持が期待できる。また、潤滑油にはオリーブオイルを使用し、環境負荷を低減した。

さらに、ダイカスト金型部分焼戻し技術として、「特殊ヒータによる部分焼戻し」と「過熱蒸気によるスポット焼戻し」の装置を開発。金型の裏面やポケット底部など部分的に硬度を下げたいといったニーズに最適。一般的にダイカスト金型は高硬度な材料を用いるが、「製品部など必要な箇所は高硬度で良いが、そうでない箇所は硬度を下げた方がクラックの予防となり、金型の長寿命化につながる」と取締役技術部の稲垣秀治部長は語る。

金属AM向け水管研磨装置「MACH Polisher」は広島営業所にも設置し、受託加工サービスを展開、2年後には製品販売を目指している。稲垣部長は「自動車のEV化でダイカスト金型の需要は今後も期待できる。その中で、ユーザーの課題解決につながる技術を提案していきたい」と抱負を語った。

金型新聞 2023年1月10日

関連記事

中古機械をサブスクで提供【金型応援隊】

中古機械を販売する小林機械は今年からリース会社と提携し、中古機械のサブスクリプション(定額課金)サービスの提供を開始した。一般的なリース契約(7年)よりも短い2年で使用可能。短期的な受注や、試験的な導入などのニーズに対応…

ワークス ガラスMLA量産へ【特集:連携・M&Aで乗り越える】

参画企業とともに成長 ワークスは、世界で前例のないガラス製マイクロレンズアレイ(MLA)の金型とそれによる生産技術の開発でレンズや素材メーカーと連携する。ガラス製MLAはディスプレイや投影機、自動車のライトなどの小型化や…

松野金型製作所 印成形メーカーと提携

輸入強化や印市場開拓 松野金型製作所(佐賀県基山町、0942・81・7000)はこのほど、インドの成形企業と業務提携した。金型や金型技術を提供する一方、インドで成形した部品の輸入や、インドで成形を検討する日系ユーザーの支…

ソディック ポンプにインバータ搭載 電気使用量最大5割減【特集:放電加工〜最新技術はこう使え〜】

省エネ効果を大幅向上 ソディックはワイヤ放電加工機、形彫放電加工機の省エネ機能を強化している。放電加工液の循環などに使うポンプにインバータを搭載。非稼働時間にポンプを動作させないことなどにより、従来機種に比べ、約5割の電…

ニチダイ 2021年4—12月期連結決算

車減産の影響も増収増益 フィルタは計画上回る ニチダイの2021年4—12月期連結決算は、売上高が97億4800万円(前年同期比26.1%増)、営業利益が2億8800万円、経常利益が2億9800万円となった。 半導体不足…

トピックス

関連サイト