金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

OCTOBER

15

新聞購読のお申込み

松浦機械製作所 造形時間短縮できる金属3Dプリンタを発売

松浦機械製作所(福井県福井市、0776-56-8100)は、金属積層造形と切削加工ができるハイブリッド金属3Dプリンタ「LUMEXAvance‐25」を改良し発売した。従来機と比べて造形時間を短縮したほか、さらなる長時間無人運転に対応できるようにした。

加工時間を短縮するため、ソフトウェアのデータ処理方法を全面的に見直した。レーザによる焼結や、粉末を敷き詰めるといった各動作間の待ち時間を削減。従来機と比べて造形時間を17・3%短縮した。

さらなる無人運転に対応するため、余剰粉末量を従来と比べて60%削減したほか、ホッパー容量を29ℓに増加。段取り時に粉末を最大限セットすることで、粉末を追加したり余剰粉末を回収したりすることなく最大高さ(300㎜ベースプレート厚み含む)のワークを造形できる。

オペレータの作業負担を軽減するためソフトウェアを開発。大容量プロジェクト対応のソフトウェアを搭載し、大型で複雑な形状のワークの造形でデータ転送の読み込み時間を短縮した。

金型新聞 2023年1月10日

関連記事

アサッブジャパン 独自粉末を使った金属3D造形サービスを開始

高い冷却効果 アッサブジャパン(東京千代田区、03-5226-3781)は、独自の3Dプリンタ用粉末を使った金属3Dプリンタの造形サービスを開始する。高い冷却効果が求められるダイカスト部品において、焼付きやヒートチェック…

OKK 金型の心出しを自動化

機械座標、カメラ、タッチセンサで OKK(兵庫県伊丹市、072-782-5121)は、マシニングセンタ(MC)の機械座標とTOFカメラ、タッチセンサを用い、金型などワークの心出し(基準点の測定)を自動化できるシステム「3…

高出力タイプを発売 「リニア式真空ポンプ」 (日東工器)

高出力タイプを発売 「リニア式真空ポンプ」 (日東工器)

日東工器はこのほど、リニア駆動式の真空ポンプの高出力機種「VP0940T」を開発した。子会社のメドー産業が販売する。120l/分とシリーズ最大の吐出空気量と、到達真空度がマイナス53・3kPaと高出力を実現。一方で消費電…

アルム NCプログラム作成完全自動化へ

金型製作における時間とコストのボトルネックの一つがNCプログラム作成。今なおノウハウを持つ技能者が手間をかけて作成することが殆どだ。だがアルムが開発したソフトウェア「ARUMCODE1(アルムコードワン)」は人工知能(A…

製造プロセス研修開催<br>中産連

製造プロセス研修開催
中産連

生産シミュレータを活用  中部産業連盟はこのほど、金型製造プロセスデジタル設計人材育成講座を、中産連ビル(名古屋市東区)で開催する。  受講対象者は製造部門や生産技術部門、生産管理部門の従業者。バーチャル工場を構築できる…

トピックス

関連サイト