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伊丹に第3工場
ヤマシタワークス
BCP対策、超硬型増産
ヤマシタワークス(兵庫県尼崎市、06・4868・8477)は兵庫県伊丹市に第3工場を新設し、7月16日から稼働を開始した(写真)。BCP(事業継続計画)対策が主な目的で、超硬用金型や薬剤用金型の増産も図る。投資額は約3億円。
同社は尼崎市内に本社工場と第2工場があるが、いずれも海抜が低いため、南海トラフ地震などへ対策として、新工場の用地を探していた。今回ガラスメーカーから取得した第3工場は、延べ床・敷地面積ともに約1000㎡の3階建て。海抜約16mの高台にあり、BCP対策に効果的と判断した。タイ工場と合わせて万全BCP体制を整えた。
本社工場から超硬加工部門を移設するほか、薬剤用金型のラインも増設し、生産能力を高める。鏡面加工装置「エアロラップ」の展示ルームや、近年進めてきたエアロラップとロボットと組み合わせた自動化の研究なども行う。3階には児童施設の設置も検討する。
移設で空いた本社工場のスペースには、マシニングセンタなどの新規設備なども導入し、増産体制を強化する。
同社は冷間鍛造用パンチピン、薬剤用金型のほか、エアロラップの製造販売を手掛ける。19年の売上高は約17億円で、20年も過去最高の約18億円を見込む。
金型しんぶん 2019年8月10日
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