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OKK、新M工場が竣工

大阪機工(兵庫県伊丹市、072・782・5121)はこのほど、猪名川製造所にある新M工場が完成し、竣工式を開いた。年内にも本格稼働させ、マシニングセンタ(MC)の年間の生産を今より20%多い12000台に増やす。
新M工場は、生産ラインが4本あり、主に5軸加工機や横型MCの部品を加工し組み立てる。伊関博文社長は竣工式で「M工場は経営戦略上、大きなカギを握っている。こうしてお披露目することができて良かった。OKKの製品を全世界に届けたい」と話した。
これまで長らくM工場は猪名川製造所の主力工場としての役割を担ってきたが、老朽化していたこともあり、2015年の創業100周年を前に建て替え工事を進めていた。

大阪機工(兵庫県伊丹市、072・782・5121)は12月5日と6日、本社のある猪名川製造所で展示会を開催し、立形マシニングセンタ(MC)「VM660R」などJIMTOF2014に出品した最新のMCを披露する。
展示するMCは高い重切削性能の「VM660R」のほか、500パレット搭載の横形MC「MCH5000R」や優れた高速性能の横形MC「HMC500」、グラインディングセンタ「GC53」など。
新M工場の竣工披露も兼ねており、MCは新M工場に展示。実機や加工実演を披露するほか、新M工場の最新設備を見学できるようにする。
問い合わせは本店営業所072・771・1136。
金型新聞 平成26年(2014年)11月14日号
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