金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

03

新聞購読のお申込み

ルッドリフティングジャパン 金型吊り上げ、キズつけない

繊維スリング+アイボルト

金型をクレーンで吊り上げるときフックやシャックルが接触して金型を傷つける—。そんな課題を解消するのが、ルッドリフティングジャパン(大阪市西区、06-6536-8817)が販売する独・ルッド社の吊り具「TXP-テックスポイント」だ。

ループ状の繊維スリングをアイボルトに通したリフティングポイント。スリングが繊維なので、吊り下げや反転させるとき、金型に接触したり擦れたりしても傷をつけない。スリングの位置や角度を調整するとき手を挟んでケガをするなどの事故も防げる。

スリング(長さ50㎝と1m)は、先端技術による強度の高い素材で、アイボルト(サイズM16、M20、M24、M27)との摩擦による損傷や変形を抑える丸みのある形状。アイボルトは、高い強度と靭性を兼ね備える独自の材料(ICEボルト)を採用、ハードな吊り上げ作業に耐える。

自動車のエンジンやボディなど大型の金型の吊り上げ作業では、金属製のチェーンやフックが多く使われ、金型に接触する部分に木材や毛布などを挟んでいる。今年8月から販売を始め、大手自動車部品メーカーの金型部門などから引き合いがあるという。

金型新聞 2021年9月10日

関連記事

岡本工作機械製作所 超精密加工のテスト対応

室温±0.2度の恒温室 岡本工作機械製作所(群馬県安中市、027-385-5800)はこのほど、本社工場内に室温22度±0.2度で管理された「ウルトラ恒温室」を設置した。鏡面金型プレートやスマホレンズ金型など超精密加工の…

ヤマハ発動機 安価で実用的な機上計測システムの構築【金型テクノラボ】

加工を行った工作機械上で製品の測定を行うことを「機上計測」と言う。タッチプローブとCAMの計測オプションを活用することで工作機械を三次元測定機のように使用することが可能となる。本稿では、仕組みの全体像と導入のために必要な…

OKK 立型MC「VMR」をモデルチェンジ

リードタイム短縮・ 操作性や剛性を向上 OKK(兵庫県伊丹市、072-782-5121)は主力の立型マシニングセンタ「VMRシリーズ」をモデルチェンジした。モジュール(機械構成要素)として生産できるように設計レベルから見…

三豊機工 ダイスケース分割

実用新案、ランニングコストを削減 冷間圧造工具メーカーの三豊機工(愛知県春日井市、0568-81-4111)は、ダイスケースをセパレートタイプにすることで実用新案を取得した。分割したケースをネジでつなぎ合わせることで、一…

MOLDINO 直径の40~50倍の超深穴加工用ドリル

MOLDINO(東京都墨田区、03-6890-5101)はこのほど、穴加工用工具「超硬 OHノンステップボーラーシリーズ」から穴深さが直径の40~50倍に対応した超深穴加工向け「40~50Dタイプ」を発売した。 高強度の…

トピックス

関連サイト