WEB上で保全履歴やパーツ見積依頼 ジェイテクトは工作機械のアフターサービス強化として、サイトからWEB登録すると、所有機一覧や修理点検履歴、パーツ購入履歴など閲覧できるWEBサービスを始める。さらに、有料のM2Mサービ…
ジェイテクトファインテック 難加工材の精密せん断加工技術を確立
ジェイテクトのグループ会社であるジェイテクトファインテック(栃木県宇都宮市)は培ってきた高精度な金型加工技術を活かし、高炭素鋼(SUJ2材)やステンレス材(SUS材)など難加工材に対応する高精度な精密せん断加工技術を確立、ダレレスやバリレス化を実現した。同社は今年4月、宇都宮機器、日本ニードルローラー製造、トキオ精工の3社が合併した新会社。高精度金型技術で顧客ニーズに合った高精度かつコンパクトな金型を設計製作し提供することも視野に入れる。
せん断加工はパンチ先端形状とストリッパーで適正な力で材料を押さえ、せん断するプレス技術で、材料を押さえる力が弱く、上下の刃の隙間(クリアランス)が適正でない場合などはせん断面にザラザラやサイズ不均等など破断面が広く、寸法精度が低くなってしまう。
同社は高精度加工によるパンチ先端形状と適切な加工条件(力や隙間など)を確立し、ダレレス、バリレスなせん断加工を可能にした。これにより、従来工法ではダレ8%、せん断面10%、破断面82%だった加工断面を、精密せん断加工でダレ5%、せん断面90%、破断面5%を実現し、旋削工程なしで最適なネットシェイプ化に貢献する。
金型新聞 2022年6月9日
関連記事
次世代自動車用小型モータやセンサ、産業用ロボットの圧力制御機器などの筐体に用いられるステンレス製の深絞り加工品は今後需要増加が期待される一方で、時期割れの発生や工程の複雑化などの加工課題も少なくない。大貫工業所が開発した…
シャットオフノズル 40年ぶりフルモデルチェンジ フィーサ(東京都大田区、03・3754・0661)はこのほど、射出成形時の「糸引き」や「タレ落ち」を防ぐ「プラゲートシャットオフノズル」を40年ぶりにフルモデルチェンジ…
機械化図れ、作業時間短縮 三共理化学(埼玉県桶川市、048-786-2118)はこのほど、ブラスト研磨装置向け特殊研磨材「Lappin(ラッピン)」に粗磨き用(粒度♯220~600)を追加した。これまで人手をかけていた粗…
VESTは、「プレスの何でも相談室」をテーマに、メカ式プレス機械や周辺機器の販売、買取、順送ラインの構築など幅広い事業を展開する。 高橋実代表はプレス機械メーカー出身で、業界歴は40年を数えるプレスのエキスパートだ。自ら…