金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

OCTOBER

10

新聞購読のお申込み

ジェイテクトファインテック 難加工材の精密せん断加工技術を確立

ジェイテクトのグループ会社であるジェイテクトファインテック(栃木県宇都宮市)は培ってきた高精度な金型加工技術を活かし、高炭素鋼(SUJ2材)やステンレス材(SUS材)など難加工材に対応する高精度な精密せん断加工技術を確立、ダレレスやバリレス化を実現した。同社は今年4月、宇都宮機器、日本ニードルローラー製造、トキオ精工の3社が合併した新会社。高精度金型技術で顧客ニーズに合った高精度かつコンパクトな金型を設計製作し提供することも視野に入れる。

せん断加工はパンチ先端形状とストリッパーで適正な力で材料を押さえ、せん断するプレス技術で、材料を押さえる力が弱く、上下の刃の隙間(クリアランス)が適正でない場合などはせん断面にザラザラやサイズ不均等など破断面が広く、寸法精度が低くなってしまう。

同社は高精度加工によるパンチ先端形状と適切な加工条件(力や隙間など)を確立し、ダレレス、バリレスなせん断加工を可能にした。これにより、従来工法ではダレ8%、せん断面10%、破断面82%だった加工断面を、精密せん断加工でダレ5%、せん断面90%、破断面5%を実現し、旋削工程なしで最適なネットシェイプ化に貢献する。

金型新聞 2022年6月9日

関連記事

GFマシニングソリューションズ AM技術を活用したタイヤ金型製造技術

自動車のタイヤはリブやサイプ(溝)などの形状パターンによって、性能が変化すると言われる。性能を向上させるために、より複雑なデザインのトレッド(表面)が増加する一方で、金型製造にかかるコストの削減、リードタイムの短縮が課題…

小林工業 帯なし窒化ケイ素ボール成形金型を開発

真球を成形、後工程の工数削減 粉末冶金金型メーカーの小林工業(秋田県由利本荘市、0184・22・5320)はこのほど、「帯なし窒化ケイ素ボール成形金型」を開発した。従来の粉末冶金金型を使用し、球体を成形する場合は上下パン…

NKワークス 内視鏡向け小径プローブ

検査画像品質が向上 NKワークス(東京都千代田区、03-3864-5411)はこのほど、ベーカー・ヒューズ社(旧GEセンシング&インスペクション・テクノロジーズ社、米)の工業用内視鏡「Mentor Visual …

オークマ 油圧を使用しない立形マシニングセンタ【金型テクノラボ】

SDGsを目指した環境への配慮は年々高まっており、中でも脱炭素に対する意識は特に高い。脱炭素社会を実現するためには消費電力量やCO2排出量の削減が重要だが、製品精度は維持しなければならない。そのような高精度とエネルギー削…

三井ハイテック 21年1月通期、売上高11.9%増

モーターコア、電子部品好調 三井ハイテックが3月15日に発表した2021年1月期連結決算の売上高は、973億5100万円と前期比11.9%増となった。5Gや車載向けの半導体が堅調で電子部品が伸びたほか、電動車向けのモータ…

トピックス

関連サイト