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寺方工作所 独自の温間プレス生かし、デザートスプーン発売
精密プレス金型やプレス加工を手掛ける寺方工作所(鳥取県北栄町、0858・36・4311)は、口から抜けるときにスッと滑るような口当たりのデザートスプーン(ステンレス製)を発売した。

底の曲面が緩やかで、楕円の半球状のスプーンなどと比べて口からスムーズに抜ける。先端のカーブもなだらかなためヨーグルトやプリンを食べるとき容器の底や端にフィットしきれいにすくえる。
鉄と比べて強度の高いステンレス材をこの独特な形状に冷間プレス加工で成形するのは難しい。しかし金型や製品を加熱してプレスする同社独自の温間加工によって実現した。
地元北栄町で開かれたイベントで自社技術を生かした製品として参加者にプレゼントしたのがきっかけ。評判が良かったため商品化した。県下のホテルから受注したほか、北栄町のふるさと納税の返礼品にも採用された。
寺方泰夫社長は、「受注産業の金型は「待ち」の営業。だが今後は独自の商品を開発し「攻め」の営業も展開したい」。デザートスプーンに続き、介護用スプーンやキャンプ用品の開発も検討しているという。
金型しんぶん2025年5月10日号
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