双葉電子工業(千葉県茂原市、0475・24・1111)は4月7日、モールドベースやダイセット、金型内計測システムなどの生産器材全製品を5月1日発注分から価格改定することを発表した。改定幅は製品ごとに設定した。 輸送費、労…
愛知溶業 蒸気タービンの溶接補修で技術連携、米社とMOU締結
『金型にやさしい溶接修理』を掲げ、金型のリユース、長寿命化を推進する愛知溶業(愛知県一宮市、0586・75・3112)は重工業向けレーザー溶接を手掛ける米国Phoenix Laser Solutions社(以下フェニックス社)と、エネルギー産業における重工業向け補修溶接対応で連携するMOU(覚書)を締結した。
蒸気タービンのメンテナンス期間が法改正により4年に1度と制定され、エネルギー産業で大型設備のメンテナンス需要が高まる。両社は連携強化で国内の蒸気・ガスタービンのメンテナンスの補修溶接への対応を強化する考えだ。愛知溶業の市川修社長は「高品質な金型補修技術を日本のエネルギー産業分野に展開し、グローバルな視点で技術開発を進め、さらなる価値提供に努めたい」と意気込みを語り、フェニックス社のブレア・ラーン社長も「関係強化で高品質な溶接修理の可能性を追求できる」とサービスの充実に自信を見せる。
愛知溶業は搬出から納品まで一貫体制を確立し、高品質な金型補修技術と金型のネットワークで大型金型の補修まで対応。ユーザーの課題に応じてカスタマイズ提案できるのも強みで、フェニックス社が持つ重工業向けの溶接補修技術を相互補完・強化しながら、一層の技術発展に努める。
金型しんぶん2025年5月10日号
関連記事
ギアやシャフトなど自動車部品の冷間鍛造金型や精密プレス金型を手掛けるナゴヤダイス(名古屋市緑区)は金型製作における技術やノウハウのマニュアル化(言語化・数値化)を図り、若手の技能伝承や人材育成に活用している。20~30代…
現地企業開拓に注力 金型用中子抜き油圧シリンダーメーカーの南武(神奈川県横浜市、045・791・6161)はこのほど、インド南部のチェンナイ市に現地法人を開設した。1月から営業を開始し、日系企業だけでなく、ローカル企業へ…
自動車用マフラーやボディ部品などを手掛ける三恵技研工業(東京都北区、03・3902・8200)は近年、プレス加工の技術開発に力を入れる。主要顧客である自動車産業でEV化や現地生産化が進み、事業環境が大きく変化する中、増肉…
マーポス(東京都大田区、03-3772-7011)はこのほど、マッシミリアーノ・アッコルシ副社長が社長に就任した。 マッシミリアーノ・アッコルシ氏は1982年生まれ、イタリア出身。2007年フェラーラ大学機械工学科卒業後…