自動車の電動化によって、手掛ける金型が変化している金型メーカーは少なくない。ダイカスト金型メーカーの小出製作所(静岡県磐田市、0538・37・1147)もその1社。これまで主力だったエンジン関連の需要が減り、モータやバッ…
国産合金 金型メンテナンスサービスを開始
超硬合金製品メーカーの国産合金(横浜市戸塚区、山下祐社長)は今年3月、金型のメンテナンスサービス事業を開始した。さび落としや部品交換、グリースアップなどを手掛ける他、図面データのない金型を再生するリバースエンジニアリングなどにも対応する。金型メーカーや熟練技能者の減少に伴い、高まる金型メンテナンス需要を取り込む。
同社は複数の中小製造業で構成される由紀ホールディングス(東京都港区、以下由紀HD)の傘下企業。独自ブランドの超硬合金「ハードロイ」を販売する他、金型部品の加工なども手掛ける。また、同じ由紀HD傘下の昭和金型製作所では射出成形用金型の設計、製造を行っており、金型に関する高い知見とノウハウを有している。

新たに開始したメンテナンスサービスでは、射出成形用金型を中心に行うが、プレス用金型や重力鋳造用金型などにも対応する。サービス内容は部品交換やさび落とし、グリースアップなどの他、由紀HDが保有する設備などを活用し、リバースエンジニアリングや3Dプリンタによる部品製作なども請け負う。また、表面処理や肉盛溶接なども外注企業を活用しながら対応する。
同社によると、後継者不足などで金型メーカーが減少する中、金型メンテンナスの委託先に課題を抱える企業は少なくないという。また、金型をメンテナンスできる技能者も減少しており、金型メンテナンス需要は今後ますます増加するとみる。山下社長は「拡大する需要を取り込み、将来的には当社事業の柱の一つに育て、売上規模を拡大したい」としている。
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