6000t級のダイカストマシン導入 リョービはこのほど、ダイカスト専業メーカーとしては日本で初めて、6000tクラスのダイカストマシンの導入し、「ギガキャスト」に参入すると発表した。2025年3月から試作サービスを開始す…
Sun Ai スモールスタートで自動化を促進 【特集:放電加工〜最新技術はこう使え〜】
電極・ワーク外段取り器プリセッター、1台で複数加工機に対応
昨今、国内の製造業は慢性的な人手不足に陥り、生産現場の自動化・省人化が不可欠になっている。しかし、高額な設備投資が課題となり、自動化が進んでいないのが現状だ。
マグネットチャックや電極ホルダー、電極プリセッターなどを手掛けるSun Ai(旧サンアイ精機)は少額な投資でも自動化の促進につながる画期的な電極・ワーク外段取り器プリセッター「SEP‐02A(B)」を開発。ATCが付いていない放電加工機などの古い設備でも加工している間にワーク及び電極の調整を外段取りで行い、次加工へスムーズに移行することで現場の生産性向上を実現。同社のユニバーサル電極ホルダーやパレット式マグネットチャックなども併用すれば、電極やワークの位置決めもより効率化を図れる。菊地晋也社長は「ATCやパレットチェンジャーもない、でも能率化したいというニーズに応えるには外段取りを上手に活用すること。機上の調整時間もなく、稼働率向上につながる」と強調。最新設備がなくても外段取りの活用で20%効率化した事例もあり、プリセッター1台で加工機4~5台対応も可能で、スモールスタートからの自動化促進に貢献できる。


また、ワークパートナー(オートワークチェンジャー)やEROWAロボットを活用すれば、電極・ワークのプリセット(調整)を外段取りで行い、オートワークチャンジャーやEROWAロボットにセットすることで加工からワーク回収まで自動化を図ることができ、需要が高まる多品種小ロット生産にも対応できる。回収後に測定を行うが、EROWAロボットで補正データを測定し加工機に反映させると、自動化率も高まる。菊地社長は「無理な投資計画より、2~3年で投資分を回収できるスモールスタートで始める方が設備の立ち上げも早く、環境の変化にも対応しやすい」とし、人手不足が加速した現在、引き合いも上々のようだ。
金型しんぶん2025年12月10日号
関連記事
自動車の電動化や軽量化ニーズの高まり、短納期化、熟練作業者の減少など、プレス加工を取り巻く環境は大きく変化している。プレス加工メーカーへの要求も高度化しており、これまで以上に技術革新を進め、変化するニーズに対応することが…
福岡2工場の設計・製造を集約 電子部品や自動車部品を手掛けるI‐PEX(京都市伏見区、075-611-7155)は、技術部門の中核拠点I‐PEXキャンパス(福岡県小郡市)に金型棟を新設する。福岡県の2工場の金型開発と製…
金型産業 発展へ 日本金型工業会 5つの施策 出席者 エムエス製作所社長 迫田 幸博氏 小出製作所社長 小出 悟氏 長津製作所会長 牧野 俊清氏 日進精機相談役 加藤 忠郎氏 野田金型社長 堀口 展男氏 2月号で…
自動車の金型が試練の時を迎えている。半導体不足に端を発する新車開発の相次ぐ延期で受注が減少している。一方、電気自動車(EV)シフトが技術と産業構造に変革を迫る。生き残るカギは変化のうねりを見極め培ったノウハウや強みを生か…


