生産管理システムを手掛けるテクノア(岐阜県岐阜市、058-273-1445)は令和3年度「おかやまIT経営力大賞」(主催:おかやまIT経営力大賞実行委員会)で、優秀賞を受賞したユーザーへのシステム提供とサポートに尽力した…
ソディック ポンプにインバータ搭載 電気使用量最大5割減【特集:放電加工〜最新技術はこう使え〜】
省エネ効果を大幅向上
ソディックはワイヤ放電加工機、形彫放電加工機の省エネ機能を強化している。放電加工液の循環などに使うポンプにインバータを搭載。非稼働時間にポンプを動作させないことなどにより、従来機種に比べ、約5割の電力使用量の削減に成功した。
電気料金の高騰が続く中、電力使用量の削減に頭を悩ます金型メーカーは多い。ソディックが着目したのはポンプの制御。加工開発部放電条件開発課の山田久典課長は「非稼働時間にも加工液を循環させる必要があるため、ポンプの電力消費が最も多く、加工機全体の電力使用量の6割程度に上る。ポンプをインバータ制御することで電力を抑えることができる」。

そこで、ポンプの稼働を最適に制御するために、高速・高性能ワイヤ放電加工機「ALⅰGシリーズ」と、形彫放電加工機「ALシリーズ」に、新たに開発した「省エネポンプシステム」を採用した「+(ぷらす)」シリーズを追加した。
「ALⅰG+」では送液、循環、噴流に使う全てのポンプにインバータを搭載。加工時に使用する上下噴流の流量をモニタリング・制御することなどで、1日12時間、月20日稼働など特定の条件下で、1年間で最大50%の消費電力の削減に成功した。「省エネ制御なしでは、35000kWhだった電力量を17700kWhにまで削減できた」(山田氏)という。

「AL+シリーズ」でも同じくポンプをインバータ制御し、1日12時間、月20日、1年間稼働させた。「加工準備状態のポンプの稼働を抑えることなどで、従来機では14999kWhだった電力量を7012kWHと53%削減できた」。
山田課長は「+シリーズでは電気使用量を抑えるだけでなく、省エネ効果が高いため、省エネ補助金などの採択率も高いという利点もある。今後も金型メーカーの課題に対応した機能の開発を進めたい」。
金型しんぶん2025年12月10日号
関連記事
国内最大の工作機械展いよいよ開幕!! 世界最大級の工作機械見本市「JIMTOF2022(第31回日本国際工作機械見本市)」が11月8日から13日までの6日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕する。主催は東京ビッグサ…
杉山電機システムは、プレス加工時の異常を検出し機械を自動停止させるミス検出器やカス上がり検出器の専門メーカー。基板(電子回路)からプログラム作成など自社で設計・製作する一貫生産体制を構築し、顧客ニーズに一早く応えている。…
経営支える中核人材を 金型メーカーを取材すると必ずと言っていいほど話題になるのが人材育成の苦労や確保の難しさ。少子高齢化に伴う人材不足に加え、金型づくりで求められる人材像が変わってきていることも大きな理由だ。そこで、今…
国際金型協会(ISTMA)の統計によると、2008年以降の10年近くで金型生産額は約3割増加した。新興国の経済発展に伴う消費財の需要増や、自動車の生産台数の増加などを背景に金型需要が拡大したからだ。ただ、かつて日本が金…


