金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

AUGUST

10

新聞購読のお申込み

先端力学シミュレーション研究所 樹脂成形の離型解析ソフトを新発売

他社製と連携、予測精度を向上

先端力学シミュレーション研究所(東京都文京区、03・5981・8116)は、樹脂成形の離型解析ソフト「離型解析Edition EX」を5月19日に販売開始した。同製品は、他社製の樹脂流動解析ソフトとの連携に正式対応。熱収縮の再現性をさらに高めるなど、ユーザーの利便性や予測精度の向上に貢献する。

同社は「離型解析Edition」を2年前に発売。金型の離型時に発生するキャビ取られや、エジェクターピンの配置バランス、アンダーカット処理などの課題を事前検証することで、不良発生を低減できる製品だ。同製品をさらに改良したのが「離型解析Edition EX」となる。

新製品の大きな特長は、オートデスク社の「Moldflow」など、他社製の樹脂流動解析ソフトと連携できるようになった点だ。「従来製品は樹脂の温度を一様として計算していた。今回、流動解析ソフトと連携することで、保圧後の温度分布を取り込むことが可能となり、予測精度がさらに向上した」(商品事業部 商品事業推進室)。

また、成形時の樹脂が冷え固まる温度や圧力、流れる方向のばらつきにより発生する「収縮異方性」のデータも反映できる。温度分布や収縮異方性のデータを取り込むことで、離型挙動に与える影響を詳細に把握。解析精度のさらなる向上を実現した。

機能性や操作性はアイシンと協力し、実機検証を実施中。現場の実用シーンに合うか検証を進めている。システムの導入は、買い切りとサブスクリプションから選ぶことができる。

今後については、離型抵抗を考慮した、突き出しピンの最適配置を自動的に提示する機能を実装する予定だ。

金型しんぶん2026年5月10日号

関連記事

最大1tまで搬送
昭和飛行機工業

金型向けの 電動アシスト台車  昭和飛行機工業(東京都昭島市、042-541-2111)はこのほど、最大重量1tまでの金型搬送に適した電動アシスト台車「LUXST Safer(ラクスト セーファー)」を発売した。保守メン…

新明和工業 成膜&研磨で金型を長寿命化

最短2時間で研磨 多結晶ダイヤモンドのコーティング装置を手掛ける新明和工業(兵庫県宝塚市、0798・54・2156)は、コーティング後の研磨技術の開発にも注力している。これまで時間がかかっていた鏡面仕上げを最短2時間でで…

武林製作所 「ITADAKI」ブランド

ボトルコースター発売 愛飲家やギフトに 歯ブラシのプラスチック金型を手掛ける武林製作所(大阪府八尾市、072・998・1207)は、自社ブランド「ITADAKI」のボトルコースターを発売した。富士山のフォルムや細かな花の…

小坂研究所 小型アーム式三次元測定機

金型向けに提案強化 小坂研究所(東京都千代田区、03-5812-2081)が金型向けに小型アーム式三次元測定機の提案を強化している。10μm台の精度で測定できる他、小型で取り回しが良く場所を問わずに使用できるのが特長。三…

瑞穂工業 コーティングとは異なる表面処理技術『SurmoX処理』【金型テクノラボ】

様々な分野で超硬合金の金型が使用されているが、その寿命向上が課題となっている。コーティングとは異なる表面処理技術である『SurmoX処理』(写真・断面図)は、冷間鍛造金型や伸線ダイスの凝着抑制、粉末成形金型の離型性向上・…

トピックス

関連サイト