セラミックスや焼結機械部品、超硬合金の刃先交換用チップ。これらは粉末にした材料を金型に入れ、成形機で押し固めた後に焼結する「粉末冶金」によって出来上がる。 従来の粉末成形は、成形体の外周に凹凸がついた形状の成形が難しく、…
この人に聞く2015
アカマツフォーシス 赤松 隆司社長
昨年10月、兄の憲一会長から経営のバトンを受け継いだ。歯車などの精密冷間鍛造金型を手掛けるアカマツフォーシスが取り引きするのは、自動車部品などのメーカー。「金型を通じて顧客の製品の品質、生産性がより一段と高まる技術提案に磨きをかけたい」と語る。
鍛造業界では近年、コストダウンの方法として形状全てを鍛造成形し切削などの後加工を省くネットシェイプが注目される。しかし「場合によっては金型への高負荷で金型寿命が低下し、金型コストが増え、割高になることもある」という。
顧客への提案で重要なのは「鍛造成形する部分と切削などの加工に残す部分とをどのように切り分けるかの判断力」。そのノウハウを蓄積するため静岡工場の専門施設で切削加工を、本社工場の試作機で鍛造成形を研究。そこで長年培った技術を生かし「顧客それぞれのニーズに最も合う金型と部品生産のプロセスを提案している」。
その役割を担うのは、営業。自身も入社以来、長らく営業畑を歩み顧客への提案活動に取り組んできた。「当社の競争力の源は高い技術力と、提案力。これからも顧客の要望をしっかりと捉え、よりお役に立てる営業の提案力を磨いていきたい」。
学生時代に10年間、ラグビーを続けてきた。会社づくりでもチームプレーを重んじる精神が宿る。「最高の品質を目指し、社員全員がお客様を向き、経営者の感覚で自主的に行動するチームを作りたい。プロ集団の誇りを持ち、経営者と社員が一つになり、向上する会社にしたい」。
1961年生まれ、大阪府出身。84年同志社大学商学部卒、85年赤松合金工具(現アカマツフォーシス)入社。2003年専務、15年10月社長。
金型新聞 平成28年(2016年)1月10日号
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