金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

02

新聞購読のお申込み

この人に聞く2016
C&Gシステムズ 塩田 聖一社長

開発やサポートを強化

金型業界を支え続ける存在に

塩田聖一社長

 金型用CAD/CAMメーカー、C&Gシステムズの業績が回復を続けている。グラフィックプロダクツとコンピュータエンジニアリングが合併してから6年間の年平均成長率が9%を超える。「金型は成長産業」が持論で、「金型向けCAD/CAMのグローバルニッチトップを目指す」と話す、塩田聖一社長に今後の方針などを聞いた。

―業績回復の理由は。
 「日本で作るもしくは回帰している金型は難易度の高いものが多くなり、ソフトも高度化している。こうしたニーズに応えるため、金型から逃げずに、開発やサポートを強化し続けてきたことが奏功していると思う。しかし、リーマンショック後のリバウンド成長の側面は否めない。今後は自律的な成長を目指す」。

―成長の骨子となる中期計画のポイントは。
 「金型に特化することは変わらない。保守更新は9割を超えているが、開発や継続的なサービスを認知頂いているからだと思う。開発やサポートはさらに強化していく」。

 「もう一つの柱となるのが海外だ。製造業の現地化は進んでおり、日系、ローカルに限らず、現地で細やかなサポートを受けたいという声も多い。これに対応するため、現地代理店の技術力を向上させ、独自のフランチャイズ網を構築する。将来は現地でカスタマイズ対応も行いたい。例えば自動化のニーズ一つとっても国によって異なる。現地のニーズをくみ上げ、現地で完結できる力が必要になる。すでにインフラ作りも進めている」。

―金型市場をどう見る。
 「金型は成長産業だ。新興国が文化的生活になればなるほど、多くのものが必要になり、量産技術が必要になる。グローバルでは金型需要はもっと増える。そして、厳しい時代を乗り越えた日本の金型メーカーはすでに競争力もあり、グローバルで戦える力もある。我々はそれを支え続けられる、金型業界用CAD/CAMのグローバルニッチトップを目指す」。

金型新聞 平成28年(2016年)10月10日号

関連記事

大野 和夫さん 金型作りは好きでないと続かない【ひと】

「金型作りは上手くいかないことがある。そんな時は、トイレの個室で考える。そうすると良いアイデアが浮かぶ瞬間が訪れる」と、アイデアが浮かぶ時や場所を見つけるのも技術者の役目と話す大野和夫さん(68歳)。金型製作歴40年以上…

JIMTOFこう見る<br>日本金型工業会 小出会長・平林技術委員長に聞く

JIMTOFこう見る
日本金型工業会 小出会長・平林技術委員長に聞く

IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などの新技術が製造業に大きな変化をもたらそうとしている。工作機械や工具などの生産財も、これまでは難しかった精度や加工が実現できるようになるなど、金型づくりも大きく変わり始め…

棚澤八光社 岩手工場新設、東北でシボ加工を提供【金型応援隊】

シボ加工などを手掛ける棚澤八光社は今年4月、岩手県一関市に国内10拠点目となる岩手工場を設立した。集積が進む自動車産業を中心に東北地区の顧客に対し、より迅速かつ充実したサービスを提供していく。 岩手工場には10t/10t…

南海モルディ 金型補修を自動化【金型応援隊】

特殊鋼材料の販売や金型のメンテナンスを手掛ける商社の南海モルディ(22年9月に南海鋼材から社名変更)は、オリジナル製品「予熱くん」や「肉盛りくん」を開発、販売し好評を得ている。 「予熱くん」は、製造前の金型予熱、焼き嵌め…

ユウワ CO2排出量の削減など環境負荷低減

脱炭素社会に向けた金型づくり スマートフォン向け電子部品などの微細精密モールド部品の金型から量産までを手掛けるユウワは、脱炭素社会の実現に向けた金型づくりを進めている。昨年7月から本社工場の全電力を再生可能エネルギー由来…

トピックス

関連サイト