金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

07

新聞購読のお申込み

DMG森精機 金型エクセレンスセンタが始動
5軸加工機を販売強化

加工から計測まで提案

 DMG森精機は5月22日、伊賀事業所(三重県伊賀市)で行われた「伊賀イノベーションデー2018」で、金型専門チームの『金型エクセレンスセンタ』を立ち上げ、5軸加工機の販売を強化する。金型分野において5軸加工の強みと加工から計測までのトータルソリューションを提案し、顧客の生産性向上を図る。

 金型エクセレンスセンタは、同社エンジニアリング本部の5軸コンペテンスセンタといわれる5軸加工専門チーム内に設けられ、専門スタッフ6人が所属する。活動拠点は伊賀事業所グローバルソリューションセンタで、5軸加工機やシボ加工に使われるレーザ加工機など6台を展示し顧客提案を行う。

 グループ長の萩野重一氏は「金型加工に対する5軸加工のメリットは多い」と話す。大型金型の深い部位の加工では、工具もしくはワークを傾け工具ホルダとの干渉を回避し、短い突出し量で最適な切削条件での加工が可能となり、加工精度の向上や加工時間の短縮につながるほか、多面のワンチャッキング加工や加工ワークの機上計測で段取り替えの削減を推奨する。また、「エンドミルの長寿命化や面品位の向上で磨き時間など後工程も時間短縮できる」と、その効果を強調する。

 ある大型のプラスチック金型メーカーは5軸加工で切れ刃全体を使うことで加工に使用する工具本数を減らし、放電レスや磨き時間の短縮を実現させた事例もある。また、「機械操作や加工プログラムに不安を持つユーザーは多い」とし、加工技術者の育成を行うDMG森精機アカデミーでは1週間のユーザー向け講習を設けるなど、サポート体制も充実。

 日本の金型市場について萩野氏は「数年前から自動車の外装・内装部品の大型化で設備投資の案件が増加した」と語る。同じく金型エクセレンスセンタを設ける同社のドイツでは自動車向けの大型金型が活況で、豊富な加工機ラインアップと社内やグローバルで得た加工ノウハウを活かし、加工プログラムから機上計測までトータルソリューション提案を強化する。「5軸だと機械干渉を避ける必要があり、治具提案もソリューションの1つ」と自信を見せる。同社はインターモールド名古屋に出展。『5軸とレーザを融合させた最新の金型加工』をテーマに、様々な加工を披露する。

金型新聞 平成30年(2018年)6月8日号

関連記事

特別講演会ウェブで開催<br>日本金型工業会

特別講演会ウェブで開催
日本金型工業会

金型作業のDXとは  日本金型工業会(小出悟会長)は来年1月28日15時30分から、ウェブ会議方式で新春特別講演会を開く。  講師は同工業会学術顧問の横田悦二郎氏。テーマは「金型作業におけるデジタル化/DXとは~金型づく…

【我ら金型応援隊】トクピ製作所 超高圧で自動化促進

産業用高圧ポンプや高圧クーラントユニットの製造、販売を手掛けるトクピ製作所は、超高圧クーラントユニットの製造に注力している。 「HIPRECO」は、最大30Mpaの水圧で刃先からクーラント液を噴射。切屑を細かく分断、排出…

〜特集〜 金型づくりをスマート化する

生産現場を訪ねて三豊機工 鹿児島工場(南九州)  5台のAIV(Autonomous  Intelligent  Vehicle)が10棟の工場を跨いで縦横無尽に運行する金型工場。冷間圧造用金型を材料から製品まで一貫生産…

【金型の底力】ファスト 自動化システムでICトレー金型を増産

ロボット活用の自動化システムICトレー金型を増産 プラスチック金型メーカーのファストは昨年、福島県相馬市に半導体製造工程で集積回路(IC)の搬送や出荷などに使用するICトレーの金型を増産するための新工場を設立した。ロボッ…

【金型生産実績】2021年4月 9.5%減の267億8,700万円

プレス型は18.6%減、プラ型は3.7%減 2021年4月の金型生産は、前年同月比9.5%減の267億8,700万円なった。前月比では35.8%減と大きく落ち込んだ。3月が決算期であることも影響したと考えられる。数量は前…

トピックス

関連サイト