会員の声をカタチにしたい 昨年、金型メーカーで働く女性が現場の課題などを話し合った「かながた小町」を企画した。金型メーカー約420社が参加する日本金型工業会の行事の多くは経営者やマネジメント層が対象。「金型メーカーで働…
日本金型工業会 第45回 金型の日
11月22日 ANAクラウンプラザホテル
優良従業員など表彰 金型産業を広くアピール
日本金型工業会(小出悟会長・小出製作所社長)は11月22日、ANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋(名古屋市中区)で、第45回「金型の日」記念式典を開く。永年勤続優良従業員表彰や退任役員への感謝状や記念品の贈呈、国家褒章者ならびに現代の名工受章者の記念品贈呈など金型業界の功労者を称えるほか、記念講演を予定している。

去年の式典の様子
日本金型工業会では、日本の金型工業を国内のみならず海外にも広めるため、同工業会創立記念日である11月25日を「金型の日」と定め、業界の功労者を称えるなど、式典を行っている。
今年は36社103人の永年勤続優良従業員表彰者や春の叙勲を受章した旭日単光章受章者のサイベックコーポレーション・平林健吾氏や黄綬褒章受章者の現キヤノンモールド・植武春彦氏、名古屋精密金型(現メイセイ ベトナム)の平原忠志氏、近々発表される現代の名工受章者などを表彰し、記念品などが贈呈される。
また、退任した理事を表彰し、8期務めた森谷鉄工所・森谷長治氏をはじめ、6期の黒田精工・坂西伸一氏、7期の丸順・今川喜章氏、4期の日嶋精型・嶋田宏樹氏、4期の野田金型・堀口展男氏を称える。同組合は会員企業の競争力強化を目指し、各支部で行っている技術セミナーや勉強会、工場見学会に加え、インターモールド金型展に出展するなど、情報発信にも力を入れるほか、国際金型協会(ISTMA)に加盟するなど、グローバルで活動を行っている。
記念講演は「日本の金型産業が目指すこれからの方向性」をテーマに、神奈川大学国際経営研究所研究員の田中美和氏が登壇し、グローバルで自動車や電機などの産業が業界の垣根を超え、新たな社会構造へと変化する中で、これから人口減少時代に入る国内ものづくりと日本の金型産業の方向性について語る。
開催日:11月22日
会場:ANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋
時間:14:00~16:30
会長挨拶
永年勤続優良従業員表彰
被表彰者代表の答辞
退任役員感謝状・記念品贈呈
国家褒章者へ記念品贈呈
現代の名工受章者 記念品贈呈
来賓挨拶
経済産業省製造産業局素形材産業室
岡本 繁樹 室長
講演:「日本の金型産業が目指すこれからの方向性」
神奈川大学国際経営研究所研究員
田中 美和氏
懇親会:16:45~18:45
同ホテル28階「クリスタルルーム」
金型新聞 平成30年(2018年)11月1日号
関連記事
今年3月、岩手大学と自動車部品メーカーのトヨタ紡織は生産技術開発を中心とした連携で包括協定を結んだ。両者は今後6年に渡り、生産技術のほか、幅広い分野で共同研究を進めていく。「大学全体で連携し、技術開発だけでなく、学生の…
機能樹脂部品の〝匠の技〟 プラ型、年間200型 燃費消費量37.0k/Lと低価格が受けたスズキの新型「アルト」――。車体構造から見直しを図り、軽量化と原価削減を徹底して絞り込んだ。それは、競合他社をアッと言わせたが、そ…
がんばれ!日本の金型産業(連載シリーズ) ホクト精工 竹森 勝彦 専務 使い勝手考慮し図面も渡す 自動車や光学部品の超精密プラスチック金型を手掛けるホクト精工では図面流出にかかる問題は存在しない。必要なら納品時に全てデー…
ジェイテクトのグループ会社であるジェイテクトファインテック(栃木県宇都宮市)は培ってきた高精度な金型加工技術を活かし、高炭素鋼(SUJ2材)やステンレス材(SUS材)など難加工材に対応する高精度な精密せん断加工技術を確立…


