金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JUNE

01

新聞購読のお申込み

大物や多数個取りに最適
トルンプ

造形エリア300×400㎜の金属3D

モニタ機能も搭載


 トルンプ(横浜市緑区、045・931・5710)はこのほど、造形エリアを拡大した金属3Dプリンタ「TruPrint3000」(写真)を発売した。最大造形エリアは直径300㎜×高さ400㎜。金型や自動車部品の大物造形や多数個取りなどが可能となる。

 造形方式はパウダーベッド式。敷き詰められた金属粉末をレーザで焼結していく方式で、複雑な形状が造形できる。今までは直径100㎜×高さ100㎜の機種だけだったが、大物造形のニーズが高く、大型機種を発売した。

 造形の土台となるシリンダが交換式になっており、外段取りが可能。機械の停止時間が短縮でき、稼働率の改善や生産効率の向上につながる。また、最大200度のプレヒータ機能を搭載。庫内を温めることでレーザ焼結後の急冷を防ぎ、ワークの歪みを抑える。

 モニタ機能も搭載した。機械の状態や造形プロセスなどを監視し、解析することで遠隔制御が可能となる。寸法は、横3385㎜×奥行1750㎜×高さ1990㎜。

金型新聞2019年3月10日号

関連記事

イスカルジャパン °90肩削りフェースミルを販売開始

高効率加工と高い経済性 イスカルジャパン(大阪府豊中市、06-6835-5471)はこのほど、90度肩削りフェースミル「NEODO(ネオドゥー)」の販売を開始した。高い剛性を持ち、高能率加工を可能にする一方、経済性も高め…

三井精機工業 金型向けMC新機種の新機種

EVや5G関連に提案 三井精機工業(埼玉県川島町、049-297-5555)はこのほど、カメラレンズや精密部品用金型などの微細加工向けマシニングセンタ「PJ303X」と、大型プレート加工に適したジグ研削盤「J750G」を…

大同特殊鋼 大型対応のプリンタ用粉末を開発

150㎜以上の造形が可能 大同特殊鋼はこのほど、ダイス鋼系の金属3Dプリンタ用金属粉末「DAP‐AMシリーズ」の第2弾として「LTX」を開発し、販売を開始した。金属3Dプリンタによる造形時の課題だった歪みを大幅に低減し、…

六面研磨の超硬ブロック 規格品を発売 (ジーシステム )

六面研磨の超硬ブロック 規格品を発売 (ジーシステム )

金型部品の研磨加工を手掛けるジーシステム(福岡県直方市、0949・22・8188)は、六面を精密研磨した超硬ブロックの寸法規格品を1月中にも販売を始める。電子部品の金型などに使われる小さなパンチやダイ向けで、受注から3日…

東京光電 離型剤の希釈率を数値化 鋳造・ダイカストの品質安定

照度計などを手掛ける東京光電(東京都足立区、03-5613-7555)が、離型剤希釈倍率計の拡販に注力している。ダイカスト・鋳造メーカーなどを中心に提案を強化。これまで正確に把握することが難しかった離型剤の希釈率や液濃度…

トピックス

関連サイト