金型関連技術も多数展示 2024年1月31日~2月2日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で3Dプリンティングや付加製造(AM)技術の専門展「TCTJapan2024」が開催された。装置や周辺機器メーカーなど108社・団体…
JIMTOF2024総集編
国内最大の工作機械見本市「JIMTOF2024(第32回日本国際工作機械見本市)」が11月5~10日の6日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催され、12万9018人(速報値)が来場した。会場では、工作機械メーカーや切削工具メーカーなどが最先端の技術を披露した。

大型化対応、フェムト秒レーザー、AI研削盤
JIMTOF2024の主役である工作機械では、大型化対応やフェムト秒レーザー、AIを搭載した研削盤などの多様な展示が見られた。牧野フライス製作所は、3軸マシニングセンタ「Vシリーズ」を刷新。「V99」の後継機となる大型向け立形マシニングセンタ「V900」を展示した。Y軸のストロークを1300㎜に拡大したことで、大型の自動車部品などの金型加工に対応する。

GFマシニングソリューションズは、フェムト秒レーザー加工機の新製品「LASERS500U」(5軸仕様)を紹介。同機を用いた加工ワークを多数展示した。金型の表面に微細なシボを加工した自動車のバックライトでは、均一な発光を実現する機能性と、高級感のあるデザイン性を両立させた。 ナガセインテグレックスは、超精密門型成形平面研削盤「SGX‐126SLS2‐Zero3」に「AI研削盤」を搭載し、披露した。材料や寸法などの加工要求を入力するだけで、画面上でシミュレーションし、最適な加工システムを推奨してくれる。また、熟練技術者が考える加工パラメータをAIに学習させることで、熟練者の知見を後世に伝えることが可能。
放電加工の自動化
自動化の提案が随所に見られたのは放電加工だ。ソディックは、形彫り放電加工機とミツトヨの三次元測定機の加工工程を明電舎のAMR(自律走行搬送ロボット)でつなぐ自動化を紹介した。ハードウエアに加え、生産管理やスケジューラ、CAD/CAMなどのソフトウエアと繋げることができるのが特長だ。
西部電機は、自動化の提案として「SE‐Connect」を展示。QRコードをバーコードリーダーで読み取るだけで、放電加工を自動で開始できる。プログラムの転送登録、プローブによる平行出し、ワイヤによる位置決め、加工開始などの工程を自動化することで、人手不足に対応する。


寿命を大幅に向上させる工具
工具では、従来と比較し、寿命を大幅に向上させる製品が注目を集めた。MOLDINOは、高硬度鋼加工用超硬エンドミル「IXエポックディープボール‐TH3」を展示した。50HRCを超える高硬度鋼加工において、既存品と比較し、寿命が飛躍的に向上する。
日進工具は、SUS420J2(52HRC相当)に特化したボールエンドミル「XRBH230」を紹介した。ステンレス鋼に最適なコーティング「MPXコーティング」を開発し、形状も最適化。従来品と比較し、2~5倍以上の長寿命化を実現した。

また、新しい材種や提案などを行う会社もあった。冨士ダイスは、超硬合金の新材種「VG51」を展示。同材種は、長時間の水仕様ワイヤ放電加工でも腐食を抑制できる。従来では、油仕様機を使う必要があった長時間加工でも水仕様機を用いることが可能だ。 三井ハイテックは、超精密6面仕上げ加工の完全自動化システムを披露した。各面を加工後、ロボットが面を変えてセットすることで、金型や精密部品の6面を完全自動で加工できる。
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