金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

09

新聞購読のお申込み

【ひと】サンアイ精機 代表取締役社長 菊地 晋也さん

髭のサンタクロース

誰しも12月24・25日をワクワクして過ごした子供時代の記憶があるだろう。それはクリスマスプレゼントがもらえる日だからだ。「子供たちにとって記憶に残る楽しい1日を体験してほしい」。そんな願いを込めて地元の子供たちにサンタクロースの恰好でお菓子のプレゼントを届けるボランティア活動を始めたのが、マグネットチャックなどを手掛けるサンアイ精機(岩手県奥州市)の菊地晋也社長。数年前から同級生など有志と集まり、SNSで呼び掛けた家庭を訪問している。

きっかけは趣味のゴスペルサークルのクリスマスライブ。サンタクロースの恰好で同級生の子供たちにプレゼントすると子供が大喜び。両親もサンタが家に来てくれて大興奮だった。中には慣れていない子供が突然泣き出すこともあったが、今ではすっかり慣れて毎回喜んでくれるという。

菊地社長は「SNSで全国に発信し、他の地域にもこの活動を知ってもらい、同じ気持ちを持つ仲間を増やしたい」と話す。地域社会で子供たちに10年後も地元との絆や繋がりを持ってほしいというのが菊地社長の願い。「自分たちもサンタのコスプレが楽しい。こうした活動で子供たちに夢や希望、地元愛を育んでもらえれば、みんながハッピーになる」と、今年も髭のサンタクロースに変身し、未来のある子供たちに夢や希望、地元愛を届けている。

金型新聞 2021年12月10日

関連記事

瑞穂工業 新社長 大澤史和氏に聞く

超硬工具や各種超硬素材の製造販売を手掛ける瑞穂工業(大阪市西淀川区、06・6471・4721)は4月、大澤史和氏が代表取締役社長に就任し、新たな船出を迎えた。同社は1944年創業以来、超硬工具や金型の製造に携わり、独自の…

日本金型工業会 会長 小出 悟氏 (小出製作所社長)
〜鳥瞰蟻瞰〜

金型は量産の道具 理解するマスターが必要人材発掘が経営者の仕事  「金型は量産のための道具である」と長年言い続けています。金型というものの本質がそこにあると思うからです。お客様は金型が欲しいわけじゃない。金型を使って効率…

トップインタビュー 立松モールド工業 立松  宏樹社長<br>全ては人材育成のため

トップインタビュー 立松モールド工業 立松 宏樹社長
全ては人材育成のため

冶具、成形、部品… ポートフォリオ構築  今年6月に創業60周年を迎えた大型プラスチック金型を手掛ける立松モールド工業。60年を機に、事業部制を採用し、成形の強化、冶具や部品の販売など金型をコアに事業ポートフォリオを構築…

キャステム 微細ワークを肉盛溶接【金型応援隊】

コネクタメーカーを始め、全国の金型ユーザーから補修の依頼が舞い込む。50μmという微細な肉盛り溶接ができるからだ。あまりに微細なため、溶加棒も自社製というこだわりを持つ。 また微細溶接だけではなく、ダイカスト金型等のボリ…

金型補修の技術伝承を支援 岩倉義典氏(岩倉溶接工業所社長)【この人に聞く】

ステンレスを主体にアルミ、チタンなどの金属の溶接加工を手掛ける岩倉溶接工業所(静岡県島田市、0547・37・4585)は今年8月から、金型溶接の受託加工事業と金型溶接・仕上げの技術支援事業を開始した。金型補修における人手…

トピックス

関連サイト