金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

23

新聞購読のお申込み

ー金型メーカー若手100人アンケートー
〝挑戦〟に金型の魅力

達成感や協働が活力

多様な技術にやりがい

 若手技術者がモチベーションとなっているのは「挑戦」―。本紙が技術者を中心に若手100人に実施したアンケート調査で、若手技術者の多くが、新たな技術に挑戦したり、チームでものづくりしたりすることに喜びを見出していることが分かった。様々な加工を経験できることや、金型には2つとして同じものがない「飽きない」ことにも面白さを感じている。「金型はものづくりの礎」とする回答もあるなど、金型に誇りを持っている若手技術者も少なくない。一方で、「外に向け業界を発信すべき」とする提言もあった。詳細はー金型メーカー若手技術者アンケートー「金型への熱い思い」ページへ。

 経済産業省の工業統計によると、2014年の日本の金型メーカーの従業員数は8万3000人強。10年前と比較すると8割にまで減少しており、競争力を維持していくうえでも、若手技術者の確保や育成が喫緊の課題となっている。

 若手技術者は日々何を思い、金型業界をどう見ているのか。技術者を中心に若手100人にアンケート調査を実施し、金型づくりの喜びや楽しさ、金型業界の魅力などについて聞いた。

新たな技術研究

 若手技術者の大きなモチベーションの一つとなっているのが「挑戦」だ。「難しい型構造に挑戦できること」や「複雑形状に挑戦している時」、「今なお最新の技術を探求できる」、「海外進出」など、新たな技術や展開に楽しさを感じている若手は多い。

「チームワーク」や「達成感」

 「チームワーク」もやりがいを感じる部分だ。「自分一人ではなく人と協力し製品を作り上げていくこと」や「各工程がベストを尽くさないと完璧な金型にはならない」などの回答が多かった。技術者としての「達成感」も重要な要素。「鏡面に仕上げられた時」や「厳しい寸法精度内におさめられた時」など、一つのものを協力して、完璧に完成させた時にも喜びを感じている。

課題の領域の幅広さ

 「技術の多様性」にも面白さがあるようだ。「他の製造業に比べ、切削、研磨、放電、設計とものづくりの全てを体感できること」や「2つとして同じものがない」ことなど、技術者として「飽きず」に、新たなことに挑戦できることも金型づくりの楽しさのようだ。

金型が社会を支えている

 金型業界の魅力については、ものづくりの根幹であることや無から有を生み出すことに誇りを持っている人が多い。「金型は技術の礎(いしずえ)」や、「金型なしでは何も生まれない。何もないところから生まれる技術」、「金型が作り出す製品が世界で活躍していること」などを魅力としてあげる回答が目立った。

次世代に希望を

 業界に望むことは、「日本の金型のすごさを世界に発信する活動を」や「未来の若者も働きたいと思ってくれるような業界になって欲しい」など、若者や外に向かって金型をアピールすべきだとする提言もあった。

金型新聞 平成28年(2016年)6月3日号

関連記事

ルッドリフティングジャパン 積載荷重2.5tの金型反転機

電ドラで稼働、移動しやすく ルッドリフティングジャパン(大阪市西区、06-6536-8807)は、ルッド社(ドイツ)のコードレス金型反転機「ツールムーバー」の販売を始めた。 電動ドライバーを差し込み回転させるとチェーンド…

次世代車で金型産業も変化
日本金型工業会

業界の将来を考える新潟でシンポジウム  日本金型工業会(小出悟会長・小出製作所社長)は9月26・27日の2日間、燕三条地場産業振興センター(新潟県三条市)で「第5回金型シンポジウムin新潟」を開いた。基調講演やパネルディ…

MECT2021総集編 金型づくりを変える新たな技術が登場

・デジタルや撮像活かす  今年最大規模の工作機械展示会「メカトロテックジャパン2021」(MECT2021)が10月20~23日、ポートメッセなごやで開かれた。熟練技能を補完する工作機械や微細精密な加工ができる工具など、…

難しい金型<br>日本へUターン

難しい金型
日本へUターン

日本工業大学大学院教授 横田 悦二郎氏に聞く 「ユニット」や「軽量化」がカギ  日本金型工業会で学術顧問を務める、日本工業大学大学院の横田悦二郎教授は「国内に戻る金型は出て行った時と内容は異なり、高度化して回帰している」…

明星金属工業 社長と行く1日社員体験

型でおむすび作り 自動車のプレス金型を手掛ける明星金属工業(大阪府大東市、072・877・1661)は旅行専門誌じゃらんと、金型工場を見学したり型でおむすびを作って食べたりできる体験イベントを始めた。 上田幸司社長の案内…

トピックス

関連サイト