油圧チャック式ホルダ「ハイドロチャック」 現場の課題 エンドミル、バニシングドリル・リーマ等の性能をフルに活かす高精度ミーリングチャックホルダが欲しい。 提案・効果 加工における振れ精度、操作性全てを網羅する高精度油…
ミスミ「meviy(メヴィー)」
特注部品の受注開始
ウェブで簡単注文
ミスミはウェブを活用した特注部品の受注を始める。金型部品図を2次元(2D)化する必要がなく、ウェブ上に3次元(3D)データをアップすれば自動的に公差や納期、価格などが表示され、すぐに発注できるようにした。公差や数量などの個別設定も可能だ。まずはピンなどの部品が中心だが、他の金型部品などにも展開していく考えで、金型メーカーの設計から発注までの効率化を支援する。

ミスミはこれまで金型の標準部品を中心に手掛けてきたが、新たに開発した「meviy(メヴィー)」は特注部品も含めて、設計から発注までの効率化を実現している。
金型メーカーが特注部品を発注する際、3Dで作成したデータを公差などの加工情報を反映させるために、わざわざ2D図面に直してから注文することが多く、設計者の手間となっていた。
メヴィーでは、設計した3Dデータをウェブ上にアップロードするだけ。3D形状の特徴に基づき公差が自動的に付与される。納期や価格も表示されるのですぐに発注できる。個別に公差、寸法変更の設定もでき、その場合も同様に価格や納期も即座に示される。精度は1ミクロンレベルまでの精密なオーダーにも対応する。
特注部品だけでなく、標準部品も一括して対応できるようにしたのも特長だ。例えば、ある金型で必要な部品の3D図面をアップすれば、標準品か特注品かも自動的に判断する。このため、標準部品を検索したり、部品表を作成したり、設計後に行う手間を大幅に削減できる。
まずは金型部品でのサービス拡充を図っていくが、中長期的には同社が扱うFA部品などにも広げていく考えだ。
金型新聞 平成28年(2016年)8月10日号
関連記事
生産性向上し、製品開発加速 金型補修用レーザー溶接機などを手掛けるテラスレーザー(大阪市生野区、06・6755・7798)は7月から、レーザー溶接機の生産を静岡事業所(静岡市駿河区)から大阪工場(大阪市東成区)に移管する…
技術者の教育には考えさせることが重要DXで一層必要になる 分かっているものに取り組んでいても技術者としての成長はありません。自らで調べ、試し、失敗を繰り返しながら挑戦していくことこそが技術者の根幹であり、何よりも重要なこ…
成形トラブルを防ぐ ウシオライティング(東京都中央区、03-3552-8261)はこのほど、4台のカメラで金型を監視できる「PLUS‐E(プラスイー)PE‐700」の販売を開始した。射出やダイカスト成形を高精細に監視し、…
順送プレス工程では材料の搬送量管理にパイロットやミスフィード検出が使われているものの、搬送に関わる不具合がしばしば発生している。所望の搬送が実現できない場合、不良品の発生にとどまらず、金型破損につながる場合もある。本稿で…


