MOLDINO(東京都墨田区、03-6890-5101)は11月16日から12月25日までの間、特設ウェブサイト「MOLDINO WEB EXPO JIMTOF2020 ON THE WEB」を公開する。動画やセミナー…
ダイカスト型を見える化
魚岸精機工業 富山大学らと共同で
付加価値向上へ
ダイカスト金型メーカーの魚岸精機工業(富山県射水市、魚岸力社長、0766・52・2222)は富山大学らと共同で、ダイカスト金型に様々なセンサを取り付け、成形条件の「見える化」を進めている。温度や冷却水の流量など定量的に判断しづらかった条件を数値化。最適な金型製作や、補修時期を明確にするなど、金型から鋳造、メンテナンスまでトータルの提案力強化につなげる考えだ。
同社では2014年から、製品製作のトータルのコスト削減を提案する「UPDO(ウオギシ・プロダクト・デザイン・オファリング)プロジェクト」を開始した。
「富山県初の金型メーカー」(魚岸社長)という歴史と、5000型以上の金型製作の実績を活かし、金型だけでなく、製品設計、メンテナンスまでを支援する事業だ。例えば「ダイカストでこうした製品が作りたい」というユーザーに対して、シミュレーションを行い、最適な冷却位置やサイズに基づき金型を製作し、スペアパーツも常備。金型が破損したり、精度が悪化したりする前に、補修時期も同社から提案するメンテナンス契約もラインナップした。
今回の取り組みはそれを一歩先に進めたものだ。金型に様々なセンサを取り付け、「見える化」する。「連続鋳造していると金型が破損する前には必ず変化点がある」(魚岸社長)ため、これをセンシング技術で明らかにする。「ユーザーにこれまで以上に正確な補修時期を知らせることもでき、突発修理が低減できることを約束できる」。
しかし、この取り組みはまだ緒に就いたばかり。第一段階として、冷却水の流量をセンシングした。「一定に流れていると思っていたが、波形を描いていることが分かった」という。こうして得られたデータの正しさや改善方法などを科学的に解明するのは金型メーカーだけでは難しいため、富山大学にはデータの分析などを依頼する。
魚岸社長は「UPDOは金型に付加価値をつけるために始めた。今後はセンシングも強化することで、金型に付随する第二の事業の柱にしていきたい」としている。
金型新聞 平成30年(2018年)4月16日号
関連記事
前年同月比18.4%増の343億8,900万円 プレス型は17.8%増、プラ型は16.6%増 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による2015年6月の金型生産実績をまとめた。それに…
超硬合金の素材や金型などを手掛ける冨士ダイス(東京都大田区、春田善和社長)が自動化・省人化に注力している。同社は2025年3月期から2027年3月期までの中期経営計画(中計)で「生産性向上・業務効率化」を掲げ、今期だけで…
電気自動車やスマートフォンを始めとする電子端末で必要とされる部品は、ますます微細化、精密化が進む。当然、金型分野でもより微細かつ精密な加工ができる工具、機器のニーズが増してきており、メーカー各社も新たな製品の開発に取り組…
ハイテン、CFRPの加工技術 IoTや計測機器も 塑性加工に関する最新技術が一堂に集まる「MF-Tokyo 2017第5回プレス・板金・フォーミング展」が7月12日から15日まで、東京ビッグサイトで開かれる。主催は日本鍛…


