業務改善と営業強化 サカモト・ダイテム(東京都目黒区、03-3711-6531)はこのほど、約3億6000万円を投資し、本社社屋を新築した(写真)。旧社屋は築55年と老朽化していたためで、耐震性向上や、職場環境改善につ…
自動化金型工場が躍動 24時間フル稼働
アマダツールプレシジョン
最短3時間で出荷
アマダグループの金型工場であるアマダツールプレシジョンT876工場(岐阜県土岐市、山川雄一社長)がほぼフル稼働に入り、金型供給体制が一層強化された。
「T876工場」の命名の由来は「年間8760時間稼働する工場」つまり「1日24時間、365日止まらずに稼働する工場」という意味で、昨年10月に本格稼働を開始。生産能力はパンチ・ダイ・ガイドの月産合計3万本(従来の1.5倍)を実現している。
山川社長は「世界で3万台以上のアマダ製パンチングマシンとパンチ・レーザ複合マシンが稼働しており、全てを円滑に稼働させて頂くためのサービス向上を目指している」としており、金型を最短3時間で出荷できる体制を整えた。午後3時半までの受注であれば当日出荷が可能。在庫品であれば17時半受注分まで当日出荷できる。
「T876工場」は、パンチ・ダイ・ガイドの3本のラインが並び、それぞれ内外形荒加工を行う前加工セル・熱処理・刃先以外の仕上げを行う仕掛品セル・刃先研削や刻印を行う完成セルで構成される一貫生産ラインとなっている。加工設備や熱処理、のほか、45台のロボット、3台のAGV、自動計測・検査装置が忙しく稼働する。4台の自動倉庫には、材料・工具・仕掛品が保管されており、伊勢原本社にある受注センターやウェブサイトからの受注に対応して、必要な材料や仕掛品がラインに投入される。工場内には稼働監視要員として3人(2交代制)しか常駐せず、稼働状況・計測・検査データ分析から工具寿命管理・補正修正・予知保全まで自動化した。「全数検査により、安心・信頼を提供する」と北岡直樹アマダ土岐製造部門長。最新鋭の自動化IoT金型工場がここにある。
全金型に刻印されているIDを読み込めば、24時間どこでも製品のトレーサビリティを参照できる。同社マシンとセットすれば、ユーザーがヒット数管理、分析改善、予防保全などにも活用できるのが強みだ。
今後は、出荷梱包の自動化、ATCが可能なベンディング金型のニーズへの対応も視野に入れている。
【T876工場】
住所:アマダ土岐事業所内(岐阜県土岐市泉町久尻字北山1431-37)
投資総額:約100億円
延床面積:5820㎡ 鉄骨地上2階建て
要員:6人(3人×2交代)
金型新聞 平成30年(2018年)9月10日号
関連記事
スピードとコストを追求 自動化とオール3次元化 品質の良い金型をいかに安く、早く作るか―。このテーマに挑むのが、プラスチック金型を手掛けるM・K・Gだ。「今や精密は当たり前。価格と納期でメリットが出せなければ、競争力…
EVや5G関連に提案 三井精機工業(埼玉県川島町、049-297-5555)はこのほど、カメラレンズや精密部品用金型などの微細加工向けマシニングセンタ「PJ303X」と、大型プレート加工に適したジグ研削盤「J750G」を…
ベテランの勘・コツに頼らない部品工場を目指し、生産現場への型温・湯温の見える化の要求は高まっている。 匠ソリューションズが開発した生産中の型温・湯温見える化システム「TWINDS‐T」は、①作業を邪魔しない温度データワイ…
金型の内部を見える化 プラスチックやダイカストなど金型を手掛ける中日金型(愛知県春日井市、0568・27・6388)は従来、見えない金型の内部構造を見える化し、体験学習を可能にした教育ツール『マナガタ』を発売。アクリル材…


