金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

30

新聞購読のお申込み

自動化金型工場が躍動 24時間フル稼働
アマダツールプレシジョン

最短3時間で出荷

アマダグループの金型工場であるアマダツールプレシジョンT876工場(岐阜県土岐市、山川雄一社長)がほぼフル稼働に入り、金型供給体制が一層強化された。

 「T876工場」の命名の由来は「年間8760時間稼働する工場」つまり「1日24時間、365日止まらずに稼働する工場」という意味で、昨年10月に本格稼働を開始。生産能力はパンチ・ダイ・ガイドの月産合計3万本(従来の1.5倍)を実現している。

 山川社長は「世界で3万台以上のアマダ製パンチングマシンとパンチ・レーザ複合マシンが稼働しており、全てを円滑に稼働させて頂くためのサービス向上を目指している」としており、金型を最短3時間で出荷できる体制を整えた。午後3時半までの受注であれば当日出荷が可能。在庫品であれば17時半受注分まで当日出荷できる。

 「T876工場」は、パンチ・ダイ・ガイドの3本のラインが並び、それぞれ内外形荒加工を行う前加工セル・熱処理・刃先以外の仕上げを行う仕掛品セル・刃先研削や刻印を行う完成セルで構成される一貫生産ラインとなっている。加工設備や熱処理、のほか、45台のロボット、3台のAGV、自動計測・検査装置が忙しく稼働する。4台の自動倉庫には、材料・工具・仕掛品が保管されており、伊勢原本社にある受注センターやウェブサイトからの受注に対応して、必要な材料や仕掛品がラインに投入される。工場内には稼働監視要員として3人(2交代制)しか常駐せず、稼働状況・計測・検査データ分析から工具寿命管理・補正修正・予知保全まで自動化した。「全数検査により、安心・信頼を提供する」と北岡直樹アマダ土岐製造部門長。最新鋭の自動化IoT金型工場がここにある。

 全金型に刻印されているIDを読み込めば、24時間どこでも製品のトレーサビリティを参照できる。同社マシンとセットすれば、ユーザーがヒット数管理、分析改善、予防保全などにも活用できるのが強みだ。

 今後は、出荷梱包の自動化、ATCが可能なベンディング金型のニーズへの対応も視野に入れている。

T876工場

製作する金型

【T876工場】
住所:アマダ土岐事業所内(岐阜県土岐市泉町久尻字北山1431-37)
投資総額:約100億円
延床面積:5820㎡  鉄骨地上2階建て
要員:6人(3人×2交代)

金型新聞 平成30年(2018年)9月10日号

関連記事

テラスレーザー 大阪工場に生産を集約

生産性向上し、製品開発加速 金型補修用レーザー溶接機などを手掛けるテラスレーザー(大阪市生野区、06・6755・7798)は7月から、レーザー溶接機の生産を静岡事業所(静岡市駿河区)から大阪工場(大阪市東成区)に移管する…

フロンティア・マネジメントの村田氏が<br>高収益企業の共通点を語る<br>日本金型工業会西部支部 講演会

フロンティア・マネジメントの村田氏が
高収益企業の共通点を語る
日本金型工業会西部支部 講演会

差別化で勝ち抜く ▲フロンティア・マネジメントマネージング・ディレクター 村田  朋博 氏 商売の鉄則考え直す  日本の金型業界は厳しい状態が続いている。取引先企業の海外展開、個人消費の落ち込みなどで型数・型単価ともに減…

三和商工・大和化成工業 合同コラボセミナー開催

バリ取りや金型メンテ 9月16日、10月6日 金型補修機器などを手掛ける三和商工(東京都渋谷区、03-3376-3464)と、ゴム砥石メーカーの大和化成工業(埼玉県草加市、048-936-8684)は9月16日と10月6…

研削支援アプリを開発
ナガセインテグレックス

推奨加工システムを提示  ナガセインテグレックスは、タブレット端末・スマートフォン用の研削加工支援アプリを開発した。研削加工者、生産管理者、設備管理者を支援するアプリで、搭載対象は「Zeroシリーズ」や「Neoシリーズ」…

「金型部門を子会社に統合し、DXなど競争力強化へ」東海理化 Smart Craft社長・直井滋樹氏【自動化で変わる金型メーカー】

スイッチやシートベルト、シフトレバーなどプラスチックやダイカストを使用した様々な自動車部品を生産する東海理化は7月、金型部門の主要機能を、金型及び機械設備を手掛ける子会社の理化精機へ統合、新たに「東海理化Smart Cr…

トピックス

関連サイト