金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

20

新聞購読のお申込み

課題解決に導く研修を
金型協会

 金型協会(永田淳也代表理事・寿精工社長)は5月10日、マイドームおおさか(大阪市中央区)で通常総会を開き、座学や出張視察などの研修事業を2019年度の事業活動として実施することを決めた。

 日本の金型業界は、ユーザー企業の海外展開による市場縮小やニーズの変化、設備の老朽化、技能者不足など多くの課題に直面しているが、研修事業はこれらの課題を解決の方向へと導くことを目的に開く。

 研修事業は座学と出張視察で、座学の「金型協会セミナー」は、金型業界や会員に共通する課題解決につながるセミナーを開く。

 出張視察(6月7~9日)は、アジアとの物流拠点や金型など製造業の振興に積極的に取り組み、うるま市貿易特区内に金型技術研究センターを設立し、金型企業誘致も進める沖縄県を視察する。

 19年度はこれらの研修事業のほか、日本金型工業会との共同事業として講演会(7月17日)を開く。商取引における「下請法について」をテーマに、その取締りの状況などについて報告する。

金型しんぶん 2019年6月7日

関連記事

【特集:2023年金型加工技術5大ニュース】5.デジタル技術

シミュレーション、AIで効率化 デジタル変革(DX)の実現は近年の金型製造現場における最大の関心事の一つ。労働人口が減少する中で生産性を向上させるためには、人工知能(AI)やシミュレーションなどのデジタル技術を活用するこ…

岐阜金型工業組合 セミナーを開催 インボイス制度学ぶ

来年10月に開始 岐阜県金型工業組合(加藤丈詞理事長・カトーメテック社長)は来年10月1日から導入される適格請求書等保存方式(インボイス制度)について、森靖税理士事務所の森靖氏を招き、「インボイス制度、ここが大事」をテー…

シェアリングファクトリー 製造業版の「メルカリ」【金型応援隊】

シェアリングファクトリーが提供する、中古機械や設備をユーザー同士が直接売買できる製造業版の「メルカリ」のようなサービスが好調だ。流通額が年間1億円を超えるなど、毎年3割以上取引を伸ばしている。 登録商品は工作機械を中心に…

ブラザー工業 バリ取り専用マシンを発売

ダイカスト市場へ参入 小型マシニングセンタで有名なブラザー工業は新たにダイカスト素材のバリ取りに特化した専用マシン「デバリングセンター SPEEDIO DG‐1」を発売し、11月14日から開催された「j‐dec2024(…

【鳥瞰蟻瞰】牧野フライス製作所プロジェクト営業部スペシャリスト・山本英彦氏「日本メーカーの力が持続可能な社会の実現には必要」

大事なのは、自信を持つこと日本メーカーの力が持続可能な社会の実現には必要 1983年に牧野フライス製作所に入社してから、海外畑を歩んできました。キャリア当初は、アメリカ向け立形マシニングセンタや放電加工機の営業支援を担当…

トピックス

関連サイト