ワイヤ放電の進化が止まらない。機構や電源の刷新で、高精度化や効率化は加速。中子抜きや、ワーク搬送、自動結線など自動化のアプリケーションが増加している。最近では、IoT技術を活かした最適な稼働管理などが登場している。さらに…
特注部品Web受注加工
ミスミグループ本社
最短即日で出荷
ミスミグループ本社(東京都文京区、03- 5805-7050)は5月25日から、特注部品のオンライン受注加工サービス「meviy(メヴィー)」で最短即日出荷する緊急出荷サービス(ストーク)を開始した。エジェクタピンのマシニングセンタ(MC)加工とワイヤ放電加工から開始し、対応部品や材種などを順次拡大していく。
エジェクタピンで開始

ストークは、標準出荷日よりも短時間で出荷するサービス。これまで、同社のカタログ品や一部の受注製作品で利用することができた。「メヴィー」で対応するのは、エジェクタピン(ハイス鋼)の先端形状のMC加工とワイヤ放電加工。三次元形状やリブ形状などカタログ規格外の形状に加工する。
サービス内容は、出荷日によって「ストークT」と「ストークA」の2種類を揃える。「T」は正午までの注文で当日出荷、「A」は18時までの注文で翌日出荷。「メヴィー」金型部品での最短出荷4日から、大幅に納期が短縮される。
利用料金は、「T」のMC加工が2500円、ワイヤ放電加工が2000円。一方、「A」はMC加工が1500円、ワイヤ放電が1000円。標準価格に追加で支払うことで、サービスを受けることができる。
「メヴィー」は、設計した3Dデータを専用サイトにアップロードすることで、価格や納期が瞬時に算出され注文できるサービス。2016年のサービス開始から利用者は4万人を超えている。
「ストークに対応したことによって、ユーザーにとってのさらなる利便性向上を目指していきたい」(3D2M企業体チーフディレクター)。今後は、ハイス鋼に加え、ダイス鋼など対応材種を拡充していくほか、コアピンなど対応部品の拡大も図っていく。
金型新聞 2020年6月4日
関連記事
金属3Dプリンタが試作造形や最終製品にとどまらず、金型づくりでの採用も進んでいる。活用が広がる一方、多くのプリンタで課題とされるのが、オーバーハング部を支えるサポート部への対応と、熱効率を最大化するための大口径化だ。本稿…
機械化図れ、作業時間短縮 三共理化学(埼玉県桶川市、048-786-2118)はこのほど、ブラスト研磨装置向け特殊研磨材「Lappin(ラッピン)」に粗磨き用(粒度♯220~600)を追加した。これまで人手をかけていた粗…
高い鏡面性を実現 熱処理から表面処理まで独自技術を持つリヒト精光(京都市南区、075-692-1122)はインターモールド2022大阪でエジソンハード処理(新ガス窒化処理法)の新技術を披露した。成形時のキズや摩耗の激しい…
「RF100 Speed」 グーリングジャパン(東京都中央区、ババツ ヤン社長、03-3536-2800)は、高能率エンドミル「RF100 Speedシリーズ」は、発売し好評を得ている。 主な特長は、鋼加工用の「P」…


