金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

08

新聞購読のお申込み

城南村田 フェイスシールドを製作

コロナをチャンスに

青沼社長

 「金型メーカーとして、コロナ禍で何かできることはないかと思ったのです」。そう話すのは、金型技術を活かし、フェイスシールドを作成した城南村田(東京都大田区、03-5744-3555)の青沼隆宏社長。

 普段はチョコレートなどの贈答用食品トレイ向けの真空成形金型と成形を手掛ける。今年は新型コロナウイルスにより受注は激減。稼働率は80%に落ち込んだ。

 さらに、緊急事態宣言で人との接触を8割減らすように求められた。青沼社長は、「製造業で8割減は難しい。そう考えてしまうのが、言い訳をしているみたいで悔しかった。別の部分で貢献したいと思った」。

 目を付けたのがフェイスシールドだった。医療の現場はひっ迫し、足りないと知った。お面のようなものだから、真空成形金型で作れるのではないか。それがきっかけだった。

 結果的には、抜き型で作成することにした。ただ、「抜き型を作る上で、真空成形金型の製作成形技術が活かされた」(青沼社長)。角2サイズに入るコンパクトなフェイスシールドの製作に成功した。

 地元大田区をはじめとした全国の医療機関に無料配布。さらに販売も開始した。医療機関のほか、手話通訳など、表情で伝える必要があり、マスクを使えない職種などからの反響が大きいという。

 「ピンチはチャンス。厳しい時こそ動かないと始まらない。動くことで、何に貢献できるかをこれからも考えていく」。

金型新聞 2020年9月10日

関連記事

この人に聞く
ツバメックス 山村福雄 社長

サンスターグループ傘下に  プレスやプラスチック金型を手掛けるツバメックス(新潟県新潟市、025-375-4945)は今年2月、オートバイ用部品などを手掛けるサンスター技研(大阪府高槻市、072・681・0351)に全株…

リーダーの条件Part3
いま活躍するリーダーの心得

 新型コロナで需要が減速し、自動車の電動化で産業構造が変わるかもしれない。先の見通しにくい混沌とする時代に、リーダーはどういったことを心掛け、自らの指針としているのか。時代をリードに考えを聞いた。 伊藤製作所 伊藤 澄夫…

瑞穂工業 新社長 大澤史和氏に聞く

超硬工具や各種超硬素材の製造販売を手掛ける瑞穂工業(大阪市西淀川区、06・6471・4721)は4月、大澤史和氏が代表取締役社長に就任し、新たな船出を迎えた。同社は1944年創業以来、超硬工具や金型の製造に携わり、独自の…

【金型応援隊】KGM経営戦略製作所 勤怠管理・生産管理ツールの導入支援

金型企業にBPOサービス提供 KGM経営戦略製作所は、金型企業向けにBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスを提供する。 代表の古賀寿彦氏は機械商社から中小企業診断士に転身し、独立した。製造現場に精通する強みを…

【金型の底力】チヨダ工業 豊富な資源を活用し、新たな価値を創出

木質流動成形でSDGsに貢献 技術で差別化を図る 「木質流動を世の中に広め、木材が樹脂やアルミに変わる新たな材料として注目され、持続可能な社会作りに貢献したい」と話すのはチヨダ工業の早瀬一明社長。SDGsやカーボンニュー…

トピックス

関連サイト