金型以外にも視野 原点から新たな発見 日本金型工業会東部支部天青会の会長に今年5月、就任した。「原点に立ち返って、色々な視点から根本を見直せるような活動をしていく」と今年度のテーマに「原点回帰」を掲げる。 天青会に入…
金型の異常をAIで検知するカメラシステム【金型応援隊】

AI・ロボット開発のベンチャー企業a‐roboは2023年2月、プラスチック成形中の異常を検知し、成形機を制御するカメラシステム「GROW‐V」を発売した。
カメラの画像情報をもとにAIが金型の異常を検知する。既存のシステムで課題だった異常を検知するための煩雑な条件設定が不要。不良品の流出や金型の故障を防ぐシステムを簡単に構築することができる。
「GROW‐V」に搭載されるAIは、高橋勇貴社長が同社設立前に携わっていた惑星探査ロボットの技術を応用。リアルタイムで異常の有無を判定できるため、スピードが求められる製造工程での活用も可能とした。
今後はいろいろなセンサへの対応や、外観検査への展開も検討する。「AIとロボットで製造業の省力化、省人化を支援していきたい」(高橋社長)。

会社概要
- 東京オフィス:東京都新宿区市谷田町3‐8
- 電話:050・3615・7529
- 代表者:高橋勇貴社長
- 事業内容:金型監視システムの開発・製造、製造業向け自動化システムの受託開発など
- 従業員:3人
- 創業:2022年
金型新聞 2023年4月10日
関連記事
今年1月、超硬合金製の耐摩耗工具や金型を手掛ける冨士ダイス(東京都大田区、03・3759・7181)の新社長に春田善和氏が就任した。同氏は管理畑を歩み、財務部長や企画部長を歴任。海外拠点の立ち上げや、事業戦略の策定などに…
プレス加工メーカーの新栄工業(千葉市花見川区、043-258-2310)は2019年末に、プレス金型メーカーのアポロ工業(埼玉県吉川市)を資本提携によってグループ化した。「M&Aは事業領域の拡大や技術の強化につなげるこ…
日本AM協会専務理事 澤越 俊幸さん 金型、航空機、自動車、電子部品—。日本のものづくりに3Dプリンタ(AM)を普及させる。それを目標とする一般社団法人の専務理事を務める。会員企業や研究機関とスクラムを組み、セミナーによ…
海外の金型市場に活路 半導体金型でファブレス、設計・営業に特化 海外に金型市場があるならそれを取って日本で作ればいい―。それを実践しているのが、半導体封止装置金型に特化したファブレス企業のCAPABLE(京都市南区、河…


