金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

NOVEMBER

22

新聞購読のお申込み

アルム ARUM Factory365をリリース

月定額+多彩なアプリで製造現場の合理化を支援

アルム(金沢市)が開発したNCプログラム自動生成AIソフトウエア「ARUMCODE1」など、製造工場で役立つアプリケーションを揃えたプラットフォームサービスが、7月からサブスクリプションサービス「ARUM Factory365」としてリリースされた。デモンストレーション実施を含む一次問合せ窓口等は、国内総代理店であるジーネット(大阪、06・6946・9613)が担う。

当面はマシニングセンタ(3軸・5軸用)のプログラム生成に対応。鋳物加工はテストバージョンで使用できる。複合旋盤や旋削加工へも対応を準備している。

ライブラリ機能を備え、自社の加工ノウハウを簡単にデータ化して保存できる。工具メーカーなどが推奨する切削条件で生成したプログラムもライブラリとして用意しており、1ライブラリ当たり5,000円(税別)で使用できる。

ポストプロセッサ作成機能も有し、ガイドに従って簡単にポストを編集作成できる。

クラウドサービスを活用しており、メールアドレスとユーザー情報を登録すれば使用を開始できる。料金は月額制で、機械3台まで対応するスタンダードプランは基本料金19,800円(税別)。機械10台まで対応するプレミアムプランは同39,800円(同)。データ使用料は、いずれも1GB当たり15,000円(同)。データ使用量や料金を何時でも確認でき、決済処理も簡単にできる。 

今後は、加工シミュレーション(3軸・5軸)や工具計測などソフトメーカーとのコラボ、CADや生産管理や在庫管理、見積もり、工具発注、測定など様々なアプリとの連携も可能にする予定だ。(課金有り)

NCプログラミングを自動化するだけでなく製造に関わる様々な課金アプリを用意したプラットフォームとして製造現場の課題を解決する強力なツールになりそうだ。

金型新聞 2023年7月10日

関連記事

DMG森精機 あらゆる年代の工作機械の修理復旧に対応

DMG森精機は修理復旧技能研修センタを開設。最新機から生産が終了したあらゆる年代の工作機械の修理復旧に対応するため、技能を持つ人材の育成を強化し、修理時間の短縮を図ることで顧客の稼働率や生産性の向上に努める。 工作機械は…

【特集:2024年 金型加工技術5大ニュース】5.自動化

多品種少量の金型を加工 2024年、金型づくりにおける自動化の技術で最も革新的だったのは、多品種少量の金型を自動で切削加工する技術ではないだろうか。形状も大きさも数量も異なる金型の部品を無人運転で加工する。人手不足に直面…

NTTデータザムテクノロジーズ 金属3Dプリンタ発売

2本レーザーで高い生産性 NTTデータザムテクノロジーズ(東京都港区、03・6433・0577)は7月から、2本のレーザーを持つ金属3Dプリンタの販売を開始した。1本のレーザーの従来機に比べ、高速で造形できるため、部品単…

日本精機 金型流路洗浄液と装置を開発

分解不要でスケール除去 ダイカスト金型メーカーの日本精機(名古屋市守山区、052・736・0611)は、冷却水管内部のスケールや錆を除去できる洗浄液と専用装置を開発した。6月のインターモールド名古屋で発表する。高い洗浄効…

牧野フライス製作所 大型加工機のレトロフィットを強化

大型機中心に年20台 牧野フライス製作所は、大型加工機を中心にレトロフィットやオーバーホール事業を強化する。年間で最大20台程度対応できる体制を整え、今年度内には同事業の売上高を3~5億円を目指す。 子会社の牧野技術サー…

トピックス

関連サイト