PART4:モノエン・モビツーのトップに聞く金型メーカーに期待すること 技能絶やさぬ取り組み / 型にとらわれぬ柔軟な視点 人の動き、 カンコツを定量化 次世代車の中でも、やはり電動化へのインパクトは大きい。金型への影響…
大野 和夫さん 金型作りは好きでないと続かない【ひと】

「金型作りは上手くいかないことがある。そんな時は、トイレの個室で考える。そうすると良いアイデアが浮かぶ瞬間が訪れる」と、アイデアが浮かぶ時や場所を見つけるのも技術者の役目と話す大野和夫さん(68歳)。金型製作歴40年以上の大ベテランだ。その功績が認められ、『現代の名工』と『黄綬褒章』を受賞し、現在は若手の育成に励む。
これまで製作した型数は8000型で、同社の強みである自社開発のロボットプレスライン構築にも関わり、ロボット工程や順送金型など数多くの難問な金型を製作した。「一番難しかったのは自動車部品のOCV(オイルコントロールバルヴ)用ヨーク。板厚0・6㎜で絞りも深く、順送型で絞り、後工程のロボット工程で形状にするなど複雑だった」と振り返る。
難解な金型を依頼された場合は「出来ないとは言えないので当時の久野会長へヒントをもらいに行っていた」と回想する。「金型の成功と失敗の別れ道はやり切れるかどうか。失敗もあるが、どうしたら出来るのかと考え続けること。その繰り返しだ」と説く。
そんな大野さんも若手の育成は難しいと頭を抱える。「金型作りは好きでないと続かないが、その分、難問な金型が出来た時の達成感、仕事の面白さ、やりがいがある。未来を担う若い金型技術者にも体感してもらいたい」と笑顔を見せた。
金型新聞 2023年7月10日
関連記事
自動車の電動化に商機 「日本に残る分野に経営資源を投下していく」。そう話すのは「エバーロイ」ブランドで知られる、超硬材料メーカーの共立合金製作所の池田伸也超硬事業部長。同社が国内で伸びると判断するのは、①大型の超硬材料…
新たに福岡工場が稼働 射出成形事業を強化 自動車向けプラスチック金型の設計・製作を手掛ける中村精工(岐阜県岐阜市、058-388-3551)は1月、成形事業及び金型メンテナンスを行う福岡工場(福岡県飯塚市)を立ち上げ、1…
人手不足や採用難で悩む金型メーカーは多い。対応策として海外人材や女性など多様な人材活用の重要性が指摘されている。しかし、そうした人材を生かすには職場の環境や社員の意識を変えるなど簡単ではない。プラスチック金型メーカーの東…
ギガキャスト向け提案強化 独ALPHA LASER社のレーザー溶接機を正規輸入販売するALPHA LASER JAPAN(佐賀県鳥栖市、0942・50・9662)は今年6月、金型製作や溶接補修などを手掛けるGALAXYホ…


