金型の現状、データで俯瞰 日本の金型の動きを統計データに基づいて分析した論述は少なくない。そのデータベースとしてたびたび使われるのは政府が日本の金型生産をまとめた機械統計(従業員30人以上を対象に調査)や工業統計(同4人…
2023年12月金型生産実績 前年同月比7.4%減の309億円
プレス用金型は14.4%減、プラ用金型は5.8%減
2023年12月の金型生産は、年末需要もあり前月比では11.8%増加したが、前年同月比7.4%減の309億4,600万円。数量は前年同月比5.7%減、前月比では10.0%増の3万8,117組。重量は前年同月比13.9%の減、前月比では10.4%増で11,586トンとなった。
プレス用金型の金額は132億5,500万円で前年同月比5.8%の減少。前月比では26.6%の大幅増となった。数量は前年同月比で31.0%の大幅減、前月比では4.2%の増加。重量は前年同月比17.7%減、前月比では11.5%の増加となった。型単価は上がった。
プラスチック用金型は、金額が111億5,800万円で前年同月比14.4%の減少、前月比では10.1%の増加。数量は前年同月比9.6%減(前月比では23.1%の大幅増)、重量も同19.3%の大幅な減少(前月比では33.3%の大幅増)となった。
鍛造用金型は前年同月比4.1%増の17億1,900万円。ダイカスト用金型は前年同月比4.4%増の31億5,100万円、鋳造用金型は、同10.5%増で4億7,300万円、粉末冶金用金型は同3.8%増の3億5,500万円だった。ゴム用金型は前年同月比1.7%減の6億4,200万円と減少。ガラス用金型は同17.1%減の1億9,400万円だった。
2023年1月~12月の年計では、3,241億1,900万円で、前年比6.8%の減少となった。自動車産業における投資の停滞が大きな要因とみられ、自動車・半導体産業の今年の早い時期での回復が待たれる。



金型新聞 2024年3月10日
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