金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

10

新聞購読のお申込み

パンチ工業 大連工場 研究開発部 呂 国健さん(26) 〜ひと〜

5軸MCで原寸大のシャトルを作った

 原寸大のバドミントンシャトルをアルミ合金で作り上げた。羽の厚みは0.6㎜と薄く、細い。そんな加工難度の高い形状を、5軸マシニングセンタ(MC)を駆使して加工した。その高い技術力と柔らかいものを金属で表現するという独創性が評価され、社内の技能コンテストで金賞を受賞した。

 パンチ工業の中国グループでは毎年、従業員の技術力向上を目的とした技能コンテストを開催している。今年は日本グループも参加し、過去最高の約400人が技術力の高さや独創性を競い合った。その中での栄誉に、「光栄に思いますし、会社に感謝しています」。

 5軸MCを担当し、金型部品の加工や難加工品の工法開発を手掛ける。「5軸MCは治具や工具、プログラムなど事前の準備が重要。加工前に問題点をきちんと予測して加工しないと良いものはできません」。優れた技能と仕事への高い意識を持ち、上司からは「まじめでチャンレンジ精神にあふれた人材。若い世代の重要な技術者の1人」と評される。

羽根の厚みは0.6㎜

 幼い頃から手を動かしてものを作るのが好きで、大学では機械加工を学んだ。将来は、「なんでもできる技術者になりたい」と幅広い知識とノウハウを持った技術者を目指す。さらに今後は自分だけでなく、後輩の育成にも取り組む。「次は、自分が育てた人材と一緒に金賞を目指したい」。

金型新聞 2021年1月10日

関連記事

日本金型工業会 学術顧問
横田 悦二郎 氏(日本工業大学客員教授)
〜鳥瞰蟻瞰〜

コロナを好機にするには 営業など中間層の変革をICTの活用が絶対条件  コロナで金型業界は難しい状況にありますが、大変だと騒いだり、パラダイムシフトを心配したりしても何も生まれません。むしろ、やり方次第では、ピンチをチャ…

J-MAX 新工場建設や船活用でCO2削減【特集:カーボンニュートラルに向けたはじめの一歩】

自動車の大型プレス用金型及び部品を製造するJ‐MAX。特に、ハイテン材・超ハイテン材用の金型で高い技術を有し強みを発揮している。「2030年度までに、CO2排出量を2013年度比半減、50年度にはカーボンニュートラル実現…

次代の人材確保するため、地域を巻き込んで金型の魅力感じてもらう 上田幸司氏(明星金属工業 代表取締役社長)【鳥瞰蟻瞰】

日本の金型の未来を担う人材。それは今、危機的状況を迎えています。少子化が進み、就職する学生の数が減り続けている。当社のある大阪府でも特に公立工業高校で定員割れが相次ぎ、数年後にも数校が廃校します。もの作りに興味を持つ高卒…

【金型の底力】日本精機 金属3Dプリンタの技術や知見を蓄積

ダイカスト金型メーカーの日本精機は金属3Dプリンタを活用した金型づくりに本格的に乗り出す。7月に金属3Dプリンタ2台を導入した。きっかけはSKD61相当材で造形が可能になり、金型への適用領域の可能性が広がってきたこと。ま…

【金型応援隊】ミサト技研 熟練した技術と知見による磨き

高品質な鏡面磨き ミサト技研はプラスチック金型やダイカスト金型、機械部品などの鏡面磨きを手掛けている。「納期に遅れず、顧客が希望する品質に応えることができる」(牧野聖司社長)と強調するように、熟練した技術と知見による高品…

トピックス

関連サイト