徹底して顧客の声を聞く 高温の射出成形用金型を得意とするケイ・エス・エムは医療機器分野への参入やロボット販売など事業の多角化を進めている。新事業の立ち上げで苦労する企業が多い中、成功しているのは「金型技術をコアにものづく…
パンチ工業 大連工場 研究開発部 呂 国健さん(26) 〜ひと〜
5軸MCで原寸大のシャトルを作った

原寸大のバドミントンシャトルをアルミ合金で作り上げた。羽の厚みは0.6㎜と薄く、細い。そんな加工難度の高い形状を、5軸マシニングセンタ(MC)を駆使して加工した。その高い技術力と柔らかいものを金属で表現するという独創性が評価され、社内の技能コンテストで金賞を受賞した。
パンチ工業の中国グループでは毎年、従業員の技術力向上を目的とした技能コンテストを開催している。今年は日本グループも参加し、過去最高の約400人が技術力の高さや独創性を競い合った。その中での栄誉に、「光栄に思いますし、会社に感謝しています」。
5軸MCを担当し、金型部品の加工や難加工品の工法開発を手掛ける。「5軸MCは治具や工具、プログラムなど事前の準備が重要。加工前に問題点をきちんと予測して加工しないと良いものはできません」。優れた技能と仕事への高い意識を持ち、上司からは「まじめでチャンレンジ精神にあふれた人材。若い世代の重要な技術者の1人」と評される。

幼い頃から手を動かしてものを作るのが好きで、大学では機械加工を学んだ。将来は、「なんでもできる技術者になりたい」と幅広い知識とノウハウを持った技術者を目指す。さらに今後は自分だけでなく、後輩の育成にも取り組む。「次は、自分が育てた人材と一緒に金賞を目指したい」。
金型新聞 2021年1月10日
関連記事
金型の価値が変わる これからの価値とは、生産技術支えるプロデュース力 高度な技能や経験、専門知識がなくても金型が作れる環境になってきました。なぜなら、これまで職人技と言われた金型加工は工作機械や切削工具などの発達によっ…
人材の不足や育成、CASE(コネクティビティ・オートノマス・シェアード・エレクトリック)に代表される自動車産業の変化による影響、台頭する新興国など、日本の金型産業は様々な課題を抱えている。これらに対してどう立ち向かって…
金型向けのCAD/CAMから生産管理システムまでを手掛けるC&Gシステムズ。2021年に「研究開発部門」を設けるなどソフトウェアの開発体制を強化している。そこではAI(人工知能)の活用や、形状認識による設計支援な…
職人技術により近い研磨を 東洋研磨材工業(東京都港区、03-3453-2351)は、鏡面ショットマシン「SMAP」を手掛ける研磨材商社。商社ながら、創業者の「いかなるニーズにも応え得る商社でありたい」という思いから、設…


