日本の技術力は世界一魅力のある金型を創り連携し海外に売り込もう 国内の需要が縮小し、海外との競争はますます厳しくなり、自動車の電動化が産業構造をも変えかねない状況の中、日本の金型に未来はあるのだろうか。このような悲観論…
【この人に聞く】アイセル社長・望月貴司氏 「面白い企業だと感じてもらえる環境をつくる」
リブランディングを実施
アイセル(大阪市中央区)はこのほど、リブランディングを実施し、企業イメージの刷新を図った。企業ロゴの変更やアイコンの作成、製品のデザインの統一といった対外的な部分での変更に加え、社内では改めてミッション、ビジョンの策定。今後は社員一人一人が「アイセルらしさ」を意識して働けるよう、意識改革にも取り組むという同社の狙いを、望月貴司社長に聞いた。

ミッションを明確に定め、HPを一新
今回のリブランディングの目的は。
企業イメージの確立。これまでアイセルでは、FA用部品や金型のガイドなど、様々な業種向けの製品を開発、販売してきた。その過程で「アイセルの商品とはこういうもの」というイメージは確立できていたと思う。しかし、「アイセルとはこんな会社」というイメージは作れていなかった。今回のリブランディングは、後者のイメージを確立させることが目的。社名を聞いただけで、面白い企業、良い製品を作る企業だと感じてもらえる環境を整える。
具体的に、どの様な変更を行ったのか。
企業としてのミッション、ビジョンを明確に定めた。また、会社概要やホームページのデザインを大幅に変更した。ミッションは「未来を豊かにする、ときめきを」、ビジョンは「閃き、驚く、アイデアを世界へ」とした。社員全員が、お客様にときめいてもらえる方法、新しいアイデアを常に考える企業を目指す。
デザインの点では、会社概要やホームページ、企業ロゴなどを大幅に変更した。会社概要はミッションを全面に推し出したデザインにし、企業理念を伝えるものにした。製品カタログは開発秘話などを挟むことで、読んでいて面白いと思えるものを目指した。ホームページもIT企業のようなデザインに一新。面白い企業であることが一目で伝わるようにした。
「面白い企業」というブランドを
製品デザインも「アイセルらしさ」
今後の動きは。
社内での勉強会を通じて、今回定めたミッション、ビジョンが会社全体に浸透するよう、教育に注力する。社員一人一人が「アイセルらしさ」をもって行動するための行動規範を明確にし、企業イメージを浸透させる。また、製品のデザインも大きく変更させる。高級感のある黒色の本体に、金色のラインが2本入ったデザインで統一。製品を一目見て、「アイセルの製品だ」と認識してもらえるようにすることで、ブランド力を高める。
目指す姿は。
業界のフラグシップ。世の中にないものを作る、製品を見てわくわくする、というイメージを持ってもらえる企業でありたい。ひらめきやアイデア、独自の発想をもった製品を作り、満たされないニーズを満たす。製品を使って、「ときめき」を感じてもらう。それがアイセルのミッションであり、最終的な目標。
金型新聞 2021年5月14日
関連記事
超硬加工なら任せて 「大事なのはQCDだ。品質が良く、価格は高すぎず、納期も短い。バランスが大事」と話すのは下野精密の下野武志社長。創業から超硬やセラミックスにこだわり、半導体や自動車関連の金型・部品を製作。精度は交差…
障害者を技術訓練 ±1ミクロンの要望に応える 手掛ける領域「何でも」 経済産業省の統計によると、2013年の金型メーカーの事業所は15年前に比べ、6割強の8000社程度にまで減っている。金型の供給力低下も問題だが、それ以…
順送り金型やプレス加工を手掛ける伊藤製作所は本社近くにテクニカルセンタを設立し、金型部門を集約することで、本社工場などにプレス機械を増設し、需要が高まっているプレス部品の増産体制を整える。さらに、CAEや3D形状測定機、…
ベトナム人技術者の採用支援 ワンテラスは、ベトナムを中心にアジア人の機械加工、設計に特化した人材の採用支援を行う。昨年度は、168人のベトナム人らの日本企業への採用をサポートした。 高い実績を誇る理由は豊富な人材のネット…


