金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JANUARY

20

新聞購読のお申込み

【INTERMOLD・金型展・金属プレス加工技術展 総集編】
金型展編

自動化や離型の新技術

センサや工具の自社製品も

自社企画した切削工具「N-CUT」(中辻金型工業)
自己潤滑性のある成形物「キッブス」(福井精機工業)
金型保全に有効なボルト型センサ「ピエゾボルト」(ヤマナカゴーキン)
精密で複雑形状のプレス部品(大垣精工)

 金型展では金型メーカーの独自技術を披露する場となっている。今回は特に自動化や離型性向上につながる提案が多く見られた。また、自社製品の開発や量産も含めた一貫生産体制で新たな販路開拓を進めるメーカーもあり、独自の強みを訴求した。

 福井精機工業は超高分子量ポリエチレンに潤滑油を混合し成形した「キッブス」でメンテナンスフリーや自動化を提案。自然と潤滑油が染み出る特性を活かし機械部品や食品機械、人工関節向けに訴求。

 七宝金型工業はAM技術で離型剤が染み出る多孔質金型「ポーラス金型」の開発を進め、離型剤の塗布なしで成形を可能にする。ケイプラスモールドジャパンは成形不良対策としてガス抜き入子を提案。金属3Dプリンタで製作するため、様々な形状に対応でき、エアトラップ部や最終充填部のガス焼けの改善事例を紹介。

 明和製作所は高圧冷却フィルターの改善を提案。カプラとフィルターを一体化させ、ごみの侵入防止やメンテナンス時にフィルターが抜けず破損するなどの課題を解決。

 ヤマナカゴーキンはボルト型センサー「ピエゾボルト」によるIoTで設備や金型保全につなげる取り組みを披露。直近ではユーザーとの試験も増えており、販売面でも期待が広がる。

 中辻金型工業は自社企画の超硬スクエアエンドミル「N‐CUT」を出展。被削材SS400からHRC60の高硬度材まで幅広く使用でき、価格面の強みもアピール。

 エムエス製作所は医療現場向けにパソコン消毒に活用できる「タッチラップ」で感染リスク軽減をPR。キーボード上にラップを配置し、使用後に新フィルムに置き換える。

 また、金型と量産の一貫生産体制を強みとする企業も多い。大垣精工はモーターコアの金型や5D向けの微細精密プレス品を展示。新工場など生産能力増強を図っており、需要が高まるHDD部品に対応する。

 松村精型はダイカスト金型から量産まで一貫生産を海外も含め構築。独自の「層流ダイカスト法」鋳造を活かし、肉厚部に鋳巣なく高品質に仕上げる。

 三琇ファインツールは得意とする2色成形の金型から量産、品質管理までトータル提案を訴求。精密な加工技術も活かし、精密性が求められる医療機器部品などを披露した。

金型新聞 2021年5月14日

関連記事

展示会サイトを開設<br>三菱重工工作機械

展示会サイトを開設
三菱重工工作機械

 三菱重工工作機械は、小型から大型まで様々な金型加工をサポートする同社の加工機や技術をオンラインで提案する「INTERMOLD2020 ONLINE」サイト(クリックで移動)を7月1日から同社ホームページ上に開設した。 …

インターモールド2022 4月20からインテックス大阪で開幕

金型加工の最新技術が競演 4年ぶりの大阪開催 金型加工技術の専門展示会「インターモールド2022」(主催:日本金型工業会、運営:インターモールド振興会)が4月20~23日の4日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催…

TCTJapan2021 閉幕、セミナーアーカイブ配信

金属造形機の最新機もウェブで  最新の3Dプリンティングやアディティブマニファクチャリング(AM)関連技術が一堂に介する「TCT Japan2021」(主催JTBコミュニケーションデザイン/Rapid News Publ…

日本金型工業会 新春金型座談会を開催

若手経営者が金型業界の今後を占う 日本金型工業会は1月9日にオンラインウェビナー「新春金型座談会」を開催した。横田悦二郎氏(日本金型工業会学術顧問)による講演後、大場総一郎氏(狭山金型製作所)、武原謙二氏(ナガラ)、中村…

金型工業会中部支部 金型関連技術発表・特別講演会開催

金型のDX導入・推進事例  日本金型工業会中部支部は2月1日、「第39回金型関連技術発表・特別講演会」を開く。開催方式はWEB会議方式(Zoom使用)で申込締切は1月20日まで。問合せは電話052-937-0269。 今…

トピックス

関連サイト