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APRIL

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【特集】メカトロテックジャパン2021〜セミナー/コンセプトゾーン/ワークショップ〜

セミナー[交流センター3階会議ホール/定員250人/聴講無料]

テーマ「自動車」 クルマ作りの概念が変わる

講演①「カーボンニュートラルを見据えたモノづくりの進化」

  • 日時:10月20日(水) 13:00~14:00
  • 講師:トヨタ自動車 生産本部 衣浦工場長 野村 英司氏

全世界でカーボンニュートラル対応が加速する中、自動車産業も従来のクルマづくりの延長では立ち行かない時代となって来ています。CASEに代表されるようなビジネスモデルの変化を踏まえ製造現場でも新たな取り組みが必要だと感じています。私達もTPSを原点としたモノづくりで培った「技能・知恵・経験」に加え、DX/IoT/AI等のデジタル技術を活用し、将来のモノづくりに向けたチャレンジを開始しています。その一部をご紹介させて頂きたいと思います。

講演②「日産自動車電動化に向けたパワートレインのモノづくりの進化」

  • 日時:10月20日(水) 14:30~15:30
  • 講師:日産自動車 常務執行役員 パワートレイン生産技術開発本部 本部長 村田 和彦氏

日産自動車は、持続可能な社会の実現を目指すとともに、モビリティーの先にあるものを見据えて、人々とクルマのあり方や生活を豊かにするため、革新的な技術や、商品を生み出すことに情熱を注ぎ挑戦を続けています。CASEへの対応等、自動車業界を取り巻く環境が大きく変化していく中で「電動化」「知能化」をはじめとしたパワートレインに関するモノづくりの取り組みについてご紹介いたします。

テーマ「航空機」 これからの航空機産業

講演①「航空宇宙業界が直面する課題とチャンス」

  • 日時:10月21日(木) 13:00~14:00
  • 講師: ボーイング ボーイング民間航空機部門 アジア地区 グローバルフィールド オペレーションズ シニアマネジャー  フィリップ・チャン氏

当社は100カ国以上の顧客と世界に広がる巨大サプライチェーンを有する航空宇宙分野のグローバル企業です。航空宇宙産業は大きく成長する見込みでありましたが、新型コロナ感染症の世界的流行により、民間航空業界や旅行業界とならんで、当社とサプライヤーは他の産業同様に大変苦しい状況下にあります。本講演では、航空産業が直面する現状、航空宇宙ビジネスの強いファンダメンタルズおよび当社と世界のサプライチェーンのパートナーらが取り組む将来の成長分野についてお話いたします。

講演②「日本一の航空宇宙産業クラスターの形成に向けて」

  • 日時: 10月21日(木) 14:30~15:30
  • 講師: 航空宇宙生産技術開発センター センター長 小牧 博一氏

東海地域は、航空宇宙産業の集積度が高く、産業クラスターとして発展しつつあります。一方、近年の国際的な競争激化の中で、航空機産業が生き残っていくためには、生産性向上による価格競争力向上が急務です。この状況に応えるべく、自動化技術や最新のデジタル技術を用いて、生産効率を高めるための研究開発や、それらを活用できる生産技術者育成の一大拠点となることを目指して活動しています。この取り組みの一端をご紹介させて頂き、何か共感して頂けるものがあれば幸いです。

テーマ「ロボット」 自動化の最新トレンド

講演①「ロボットによる変種・変量生産の実現~i3-Mechatronics 具現化に向けたソリューションのご紹介~」

  • 日時:10月22日(金) 13:00~14:00
  • 講師:安川電機 取締役 常務執行役員 ロボット事業部長 小川 昌寛氏

ものづくりが「少品種大量生産」から「変種変量生産」へとシフトし、製造業のDXへの関心が一層高まるなか、当社は「デジタルデータマネジメント」と「ものづくりの自動化技術」を加えたソリューションコンセプト”i3-Mechatronics”を強化しています。本講演では、”i3-Mechatronics”をベースとした”ロボットによる変種・変量生産の実現”についてご紹介いたします。

講演②「最新ロボティクスによる『ものづくり』のトレンド」

  • 日時: 10月22日(金) 14:30~15:30
  • 講師: 三菱電機 FAシステム事業本部 機器事業部 主管技師長 武原 純二氏

様々な社会環境の変化、技術革新など製造業を取り巻く環境は急速に変化し「不確実性」をもたらしている。ものづくりの現場においても、そういった環境変化にすばやく対応できる柔軟性と即応性が生産設備に求められます。本講演ではものづくりの背景を俯瞰しながら、三菱電機におけるロボティクスをはじめAIやIoT技術、その適用事例などの取り組みとその事例を紹介し、さらに今後のトレンドを展望します。

企画展示 1号館コンセプトゾーン

未来を変える新時代の自動化

従来からの人不足に加え、人の移動や「三密」が敬遠される現在、製造現場では新たな作業の担い手が必要とされている。今後さらに加速していく変化の中で、その具体的な解決策の一つが「ロボット化」や「自動化」だ。人に依存していた従来の働き方から脱却し、人とロボットがそれぞれの得意分野を補い合える製造現場の実例や活用方法を展示する。

4つの事例紹介

Aゾーン 遠隔操作で広がる可能性

川崎重工業が、自走ロボットと遠隔操縦技術を組み合わせた、従来は困難だった物流作業の自動化の実現について講演。最新の自動化ソリューションを通じて「新しい協働のあり方」や、遠隔操作の優位性や今後の可能性について語る。

  • 協力:川崎重工業
  • 実演時間 
    • 20・21日:11:00~/12:30~/14:30~
    • 22日  :10:30~/13:00~/15:00~
    • 23日  :10:30~/13:00~

Bゾーン 柔らかい物をロボットで貼る

これまで手作業に頼っていた、柔らかい「シールスポンジ材」の貼り付け作業のロボット化を紹介。豊臣機工が中心となって開発したロボットシステムで、曲線や曲面など複雑な形状へのシール貼りの作業や自動切断などを実演。

  • 協力:豊臣機工 / トライエンジニアリング / 進和
  • 実演時間 
    • 20・21日:11:00~/13:00~/15:00
    • 22日  :11:00~/13:30~/15:30~
    • 23日  :11:00~/13:30~

Cゾーン ロボット×AIで難作業を自動化

デンソーウェーブ製の人工知能(AI)技術を活用した、これまで自動化が困難だった作業のロボット化について講演。AIの物体認識や模倣学習による、ピッキングやハーネスの組み付けなどの具体的な活用例を紹介する。

  • 協力:デンソーウェーブ
  • 実演時間 
    • 20・21日:11:30~/13:30~/15:30~
    • 22日  :11:30~/14:00~/16:00~
    • 23日  :11:30~/14:00~

Dゾーン 手軽で使いやすいロボットの魅力

ハンドリング用途に適した最新の「人協働ロボットパッケージ」を紹介。簡単に教示でき、いつどこへでも自在に動かせるため生産ラインのレイアウト変更に柔軟に対応できる、安川電機製の人協働ロボットと手押し台車の組み合わせを披露する。

  • 協力:安川電機
  • 実演時間 
    • 20・21日:12:00~/14:00~/16:00~
    • 22日  :12:00~/14:30~/16:30~
    • 23日  :12:00~/14:30~

ワークショップ(社名50音順)

アマダ 研削実証加工GR グループリーダー 三谷知範氏
自動計測・補正加工を実現するデジタルプロファイル研削盤DPG-150のご紹介
10月20日(水) 13:00~13:40 第4会議室

イネイブル 営業 羽地有矢氏
「現場環境で測る」自動車塗装の為の3D表面評価 次世代測定機のご紹介
10月21日(木) 14:10~14:50 第3会議室

イワタツール/碌々産業 イワタツール 代表取締役  岩田昌尚氏/MSTコーポレーション 営業部開発営業グループ マネージャー 川原拓之氏/サイトウ製作所 技術営業部 グループリーダー 青木照男氏/碌々産業 名古屋営業所 所長 矢野雄介氏・主任 杉山洋一氏
小径高精度穴あけ加工を実現するための要素
10月22日(金) 15:20~17:10 第4会議室

ヴェロソフトウェア ビジネスディベロップメントシニアアプリケーションエンジニア 近藤裕一氏
製品に対する切削加工の影響を予測するデジタルソリューション
10月21日(木) 13:00~13:40 第3会議室

SMC 課長 大曽根義和氏
①CO₂削減と省エネ
②BCPへの取り組み
10月20日(水)15:20~16:00 第4会議室

オーエスジー デザインセンターミリンググループ 課長 今泉悦史氏
熱処理後の直彫り加工と電極レスに挑戦
10月21日(木) 11:40~12:20 第4会議室

クール・テック 営業部 マネージャー 豊里太祐氏
クーラントに混ぜるだけ!生産性向上・環境対策に貢献するアルカリイオン水
10月22日(金) 11:40~12:20 第3会議室

コダマコーポレーション 次長 永藤孝司氏
CAD/CAMの運用で生産性を向上する仕組みの提案
10月22日(金) 13:00~13:40 第4会議室

シチズンマシナリー ソリューション推進部 課長 御園春彦氏
LFVがもたらす切削革命
10月20日(水) 14:10~14:50 第3会議室

スギノマシン プラント機器事業本部営業統括部第三営業部名古屋グループ 河合俊英氏
ウォータジェット技術の最新動向~CO2排出削減への取組~
10月21日(木) 11:40~12:20 第3会議室

ZOLLER Japan マーケティングマネージャー 奥 健一氏
今すぐ導入できる工具段取りの自動化
10月20日(水) 13:00~13:40 第3会議室

第一測範製作所 名古屋営業所 長谷川博史氏
ゲージ検査にプラス1。特殊ねじゲージ事例集
10月23日(土) 14:10~14:50 第3会議室

ダイジェット工業 切削技術部技術室ST工具開発技術課 林 裕登氏
ダイジェットドリルの最新版『EZシリーズ』のご紹介
10月22日(金) 16:30~17:10 第3会議室

トクピ製作所 営業1課 課長 関本昌利氏
機械加工の自動化推進『切り屑分断』
10月22日(金) 15:20~16:00 第3会議室

日研工作所 次長 藤本和壽氏
新しい時代にマッチする新型CNC円テーブルの提案
10月22日(金) 13:00~13:40 第3会議室

日進工具 営業部営業技術課 技師補 盛 将人氏
70HRCの高硬度鋼を高精度・高能率に直彫りする最新小径ボールエンドミル
10月22日(金) 11:40~12:20 第4会議室

ハーティング 代表取締役 能方研爾氏
産業用ラズパイ最新活用事例 ~PLC連携からMEMSセンサ+深層学習による予兆診断まで
10月21日(金) 15:20~16:00 第3会議室

不二越 工具技術部 タップ商品開発チーフ 橘 直輝氏
NACHI 工具新商品のご紹介
10月22日(金) 14:10~14:50 第3会議室

フジBC技研 セミドライ技術開発 未定
クーラントレスで環境にやさしく生産性も高いセミドライ加工
10月21日(木) 14:10~14:50 第4会議室

ブルーム‐ノボテスト 営業技術部 リーダー 橋場一圭氏
工具測定では終わらない!ブルームの次世代機上工具測定機とPCソフトウェアの活用が良品加工への近道
10月22日(金) 14:10~14:50 第4会議室

ヘキサゴン・メトロジー ビジネスディベロップメントマネージャー 後藤彰宏氏
計測という観点からのスマートマニュファクチャリング実現に向けて
10月22日(金) 10:30~11:10 第3会議室

ベッコフオートメーション ソリューション・アプリケーション・エンジニア 高口順一氏
オープンなCNCによる工作機械制御への機械学習/深層学習の活用
10月21日(木) 13:00~13:40 第4会議室

牧野フライス製作所 加工技術本部カスタマサポート部 野村弘朗氏
「新機種BG500」脆性材加工への取組み
10月20日(水) 15:20~16:00 第3会議室

松本機械工業 技術本部 開発部長 奥野直起氏
変種変量生産対応コンパクト自動化システム
10月20日(水) 14:10~14:50 第4会議室

マパール 技術部長 小堀昭一氏
Eモビリティ あらゆるコンセプトのツールソリューション
10月22日(金) 10:30~11:10 第4会議室

三菱電機 産業メカトロニクス製作所レーザ製造部加工技術課 未定
三菱電機における先端材料CFRPへのレーザ加工事例のご紹介
10月23日(土) 13:00~13:40 第3会議室

ユーロテクノ 主任 藤田 篤氏
最新の非接触三次元測定機における自動車部品の測定事例
10月23日(土) 13:00~13:40 第4会議室

レニショー 工機計測ソリューショングループ キーアカウントマネージャー 石田貴士氏
業界初 ブルーレーザーテクノロジー採用の工作機械工具計測ソリューション
10月21日(木) 15:20~16:00 第4会議室

工作機械トップセミナー[学生限定/聴講無料]

日本工作機械工業会では、全国の学生の皆様を対象に、世界で活躍する工作機械やその技術の面白さ、楽しさを紹介する「工作機械トップセミナー」を毎年開催しています。工作機械は、機械部品や製品を生み出す、精緻な加工技術と制御技術を組み合わせた高度な機械であり、更に近年は、IoT、AIなどのデジタル情報技術との融合が図られ、進化し続けています。今回は「メカトロテックジャパン2021」の開催にあわせて、10月23日にオンラインで開催します。工作機械メーカー経営者による講演、工作機械産業に従事するエンジニアによるラウンドテーブルトーク、工作機械メーカー各社とのオンライン交流会を予定しております。学生の皆様に工作機械の魅力を感じていただく機会として、奮ってのご参加をお待ちしております。

  • 主催   :日本工作機械工業会
  • 日時   :10月23日(土) 13:30~16:30
  • 参加資格 :大学院、大学、高等専門学校、工業高等学校等の学生
  • 問い合わせ:日本工作機械工業会 技術部(03-3434-3961)
  • 申し込み :https://www.topseminar2021.jp/#outlineから。

金型新聞 2021年10月10日

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