オンデマンド受託製造を手掛けるプロトラブズ(神奈川県座間市、046-203-9100)は今年6月から、CNC切削加工サービスで「当日出荷オプション」の提供を開始した。これまで標準3日、最短翌日だった出荷をさらに短縮する。…
【ひと】BESTOWS 代表取締役・西田 勇さん 現場を知るソフトウェア研究者

大学発ベンチャーとしてBESTOWSを設立した、神戸大学工学部助教。製造AIの研究開発や産業機械・専用機などの設計・製作を手がけるアルムのCTOも務めており、AIが加工プログラムを自動で作成する「アルムコード1」の開発にも携わった。
「机上の研究と現場の実態は大きくかけ離れている。そのギャップを埋められるか否かが、実用化の境目」と言う西田氏。金属加工を手がけるアルムの子会社と連携し、現場の声をすぐに聞ける環境で研究開発を進めたことで、現場の実態に即した実用的なソフトを生み出すことができたのだという。
「現場を見た今の視点で、過去の自分の研究を見返してみると、それは違う、と感じる部分も多い」。
アルムとの出会いのきっかけは、Twitter。自社で開発したソフトを売り込むため、多くの製造業の企業や経営者のアカウントをフォローしている中で、設計の自動化について呟いているアルムの平山京幸社長のアカウントを見つけ、メッセージを送った。
CAMの自動化ができる会社を探していた平山氏は、すぐさま西田氏を訪問。西岡氏が開発した自動化ソフトの将来性について理解を得たことで、共同開発に至った。
今後は、機械学習による進化や、さらに高度な設計ができるよう、ソフトのアップデートに注力する予定。
金型新聞 2022年1月10日
関連記事
プレス加工メーカーの新栄工業(千葉市花見川区、043-258-2310)は2019年末に、プレス金型メーカーのアポロ工業(埼玉県吉川市)を資本提携によってグループ化した。「M&Aは事業領域の拡大や技術の強化につなげるこ…
当社は今年4月、同じ新潟県に拠点を構えるプラスチック金型メーカーの共和工業との協業を発表しました。主な目的は、電気自動車(EV)の車台やバッテリーケースなどを一体成形する「メガキャスト」向けの超大物金型の開発、製造です。…
勝負は中身だ 他社よりも一歩先へ 好循環生まれる体制を 〜技術開発の必要性〜 1939年生まれ、滋賀県出身。立命館大学法学部卒、61年に大垣市内にある会社に就職したのち、68年に同社(大垣精工)を創業。超精密プレス金型…
マツキ 社長 鈴木 崇嗣さん(41) 昨年、初の自社商品としてルアーのプラスチックモデル「ルアープラモ」を発売した。クラウドファンディングサイトで目標金額の500%超を達成し、現在は全国のホビーショップや釣具店などで販売…


