金型向けのCAD/CAMから生産管理システムまでを手掛けるC&Gシステムズ。2021年に「研究開発部門」を設けるなどソフトウェアの開発体制を強化している。そこではAI(人工知能)の活用や、形状認識による設計支援な…
【この人に聞く】日本金型工業会 西部支部長・山中 雅仁氏「ビジネスの種見つける場」
2月17日、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)で、2年ぶりに金型シンポジウムが開催される。「新たな社会環境・新たなステージ・新たな価値を創造 関西からの発信」をテーマに、自動車部品メーカーによる基調講演や、金型メーカーの若手経営者によるパネルディスカッション、小神パーティーを実施する。パネルディスカッションのモデレーターも務める日本金型工業界西部支部長の山中雅仁氏(ヤマナカゴーキン社長)に、開催の意義や意気込みを聞いた。

やまなか・まさひと
1994年米国オハイオ州立大学機械工学科修士課程修了。同年ヤマナカゴーキン入社。1997年に常務取締役に就任。2010年に代表取締役社長に就任、現在に至る。
若手経営者の意識を知る
2年ぶりの金型シンポジウムです。
EVやカーボンニュートラルといった新しい社会環境への対応は、これから必要というよりも当たり前のものになる。EV化の流れにあって、当然ながら金型メーカーに求められることは従来と異なってきている。自動車メーカーはカーボンニュートラルに対する目標を策定しており、金型メーカーを含む多くの関連企業は対応が必須。
基調講演やパネルディスカッションを通して、自動車部品メーカーから期待される、金型メーカーの役割や、金型メーカーが取り組むべき課題とは何かを明確にし、今後に活かせる情報を持って帰って頂きたい。
パネルディスカッションでは、モデレーターを務めます。
今回のパネルディスカッションでは、若手経営者の意識を知る、ということに重点を置き、40代前後の若手経営者4人にパネラーになってもらった。
若い人はベテランの話を聞く機会が多いはずだが、ベテランが若手の考えを聞く機会は意外と少ないので、それぞれの世代の考え方を知る良い機会になるのではないかと思う。
議題は「カーボンニュートラルへの対応」。パネラーの方にはもちろん、それぞれの事例を語ってもらうつもりだ。ただしそれ以上に、若手経営者がどうやってカーボンニュートラルやEVと絡めたビジネスの種を見つけるのか、といった「How」の部分をしっかりと聞き出していきたい。
「How」を聞き出すとは。
単に個別の事例、「What」を聞き出きだしただけでは、あまり意味はないと考えている。事例を紹介しただけでは、結局のところパイの取り合いや価格競争になってしまう。それよりも、どうやってその事例を見つけてきたか、どのように動いたか、といった、ビジネスの種を見つける手法を聞き出していきたい。
若手の経営者たちの「How」を知ることで、ベテラン経営者たちも新しい考え方を取り込み、新しい社会環境に対応するための新しいビジネスを見つけられる。新たな価値を生み出すための、ヒントを得られる場にしたい。
金型新聞 2022年1月10日
関連記事
カメラによる機上測定機を開発した 放電加工した金型部品をチャッキングしたままカメラで捕らえ、タブレットに映し出す。原点や輪郭をズームアップ。十字線を合わせ、その位置を加工機の座標で捉える。加工部を複数ヶ所測ることで、ピッ…
「徹底したプロ志向を目指した」と語るのは、日本精密機械工作の伊藤俊介社長。このほどハンドグラインダー、「リューターフレックス極 LF‐300」を発売した。 「LF‐300」は、同社の過去の人気商品「リューターフレックス」…
製造業において、人手不足は深刻な問題となっている。困難な採用環境、熟練者の高齢化などに加え、働き方改革関連法の完全施行もあり、金型メーカー各社も対応に苦慮している。特に人手不足への対応は、生産性の向上はもとより、女性の…
自動車用プレス金型を手掛ける鈴木工業は、スピードを追求した金型づくりを進める。これまでにシミュレーションソフトなどのデジタルツールを導入したほか、金型部品の分散加工などに取り組み、金型製作のスピードを向上させてきた。足元…


