パンチ工業(東京都品川区、03・6893・8007)は今年、2025年3月期までの中期経営計画を発表し、最重点施策として「国内事業の再整備」を掲げた。販売拠点の統廃合や、連結子会社の解散などによる経営合理化を図り、特注品…
【この人に聞く】日本金型工業会 西部支部長・山中 雅仁氏「ビジネスの種見つける場」
2月17日、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)で、2年ぶりに金型シンポジウムが開催される。「新たな社会環境・新たなステージ・新たな価値を創造 関西からの発信」をテーマに、自動車部品メーカーによる基調講演や、金型メーカーの若手経営者によるパネルディスカッション、小神パーティーを実施する。パネルディスカッションのモデレーターも務める日本金型工業界西部支部長の山中雅仁氏(ヤマナカゴーキン社長)に、開催の意義や意気込みを聞いた。

やまなか・まさひと
1994年米国オハイオ州立大学機械工学科修士課程修了。同年ヤマナカゴーキン入社。1997年に常務取締役に就任。2010年に代表取締役社長に就任、現在に至る。
若手経営者の意識を知る
2年ぶりの金型シンポジウムです。
EVやカーボンニュートラルといった新しい社会環境への対応は、これから必要というよりも当たり前のものになる。EV化の流れにあって、当然ながら金型メーカーに求められることは従来と異なってきている。自動車メーカーはカーボンニュートラルに対する目標を策定しており、金型メーカーを含む多くの関連企業は対応が必須。
基調講演やパネルディスカッションを通して、自動車部品メーカーから期待される、金型メーカーの役割や、金型メーカーが取り組むべき課題とは何かを明確にし、今後に活かせる情報を持って帰って頂きたい。
パネルディスカッションでは、モデレーターを務めます。
今回のパネルディスカッションでは、若手経営者の意識を知る、ということに重点を置き、40代前後の若手経営者4人にパネラーになってもらった。
若い人はベテランの話を聞く機会が多いはずだが、ベテランが若手の考えを聞く機会は意外と少ないので、それぞれの世代の考え方を知る良い機会になるのではないかと思う。
議題は「カーボンニュートラルへの対応」。パネラーの方にはもちろん、それぞれの事例を語ってもらうつもりだ。ただしそれ以上に、若手経営者がどうやってカーボンニュートラルやEVと絡めたビジネスの種を見つけるのか、といった「How」の部分をしっかりと聞き出していきたい。
「How」を聞き出すとは。
単に個別の事例、「What」を聞き出きだしただけでは、あまり意味はないと考えている。事例を紹介しただけでは、結局のところパイの取り合いや価格競争になってしまう。それよりも、どうやってその事例を見つけてきたか、どのように動いたか、といった、ビジネスの種を見つける手法を聞き出していきたい。
若手の経営者たちの「How」を知ることで、ベテラン経営者たちも新しい考え方を取り込み、新しい社会環境に対応するための新しいビジネスを見つけられる。新たな価値を生み出すための、ヒントを得られる場にしたい。
金型新聞 2022年1月10日
関連記事
特集 次世代車で変わる駆動部品の金型鋳造に独自の新工法 次世代自動車の技術は電動化に限らない。注目されるのがエンジンの進化だ。燃費性能を追求する新型エンジン「スカイアクティブ」。多くの自動車メーカーが電動化に力を入れる…
金型以外にも視野 原点から新たな発見 日本金型工業会東部支部天青会の会長に今年5月、就任した。「原点に立ち返って、色々な視点から根本を見直せるような活動をしていく」と今年度のテーマに「原点回帰」を掲げる。 天青会に入…
廃棄部分の再利用も可能に 高機能フィルムの製造に適した押出成形金型「Tダイ」などの設計を手掛けるアクスモールディング。同社は、今年の3月にソディックの金属3Dプリンター「LPM325S」を導入。押出成形金型の設計の簡易化…
特殊な型内積層技術を開発 電動車を始め次世代車で採用が増えるモータ。脱炭素の観点からも、その効率化は欠かせない。その一つとして注目を集めるのが、磁気特性の高いアモルファス箔を採用したモータコア。金型からプレスまで一貫して…


