牧野フライス製作所は今年4月、6年ぶりに社長交代を発表した。6月に新社長に就いた宮崎正太郎氏は、就任後わずか3か月で増産体制の強化や開発テーマの絞り込みなどを相次いで発表。さらに、顧客の課題を聞くための部署を新設するなど…
【この人に聞く】日本金型工業会 西部支部長・山中 雅仁氏「ビジネスの種見つける場」
2月17日、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)で、2年ぶりに金型シンポジウムが開催される。「新たな社会環境・新たなステージ・新たな価値を創造 関西からの発信」をテーマに、自動車部品メーカーによる基調講演や、金型メーカーの若手経営者によるパネルディスカッション、小神パーティーを実施する。パネルディスカッションのモデレーターも務める日本金型工業界西部支部長の山中雅仁氏(ヤマナカゴーキン社長)に、開催の意義や意気込みを聞いた。

やまなか・まさひと
1994年米国オハイオ州立大学機械工学科修士課程修了。同年ヤマナカゴーキン入社。1997年に常務取締役に就任。2010年に代表取締役社長に就任、現在に至る。
若手経営者の意識を知る
2年ぶりの金型シンポジウムです。
EVやカーボンニュートラルといった新しい社会環境への対応は、これから必要というよりも当たり前のものになる。EV化の流れにあって、当然ながら金型メーカーに求められることは従来と異なってきている。自動車メーカーはカーボンニュートラルに対する目標を策定しており、金型メーカーを含む多くの関連企業は対応が必須。
基調講演やパネルディスカッションを通して、自動車部品メーカーから期待される、金型メーカーの役割や、金型メーカーが取り組むべき課題とは何かを明確にし、今後に活かせる情報を持って帰って頂きたい。
パネルディスカッションでは、モデレーターを務めます。
今回のパネルディスカッションでは、若手経営者の意識を知る、ということに重点を置き、40代前後の若手経営者4人にパネラーになってもらった。
若い人はベテランの話を聞く機会が多いはずだが、ベテランが若手の考えを聞く機会は意外と少ないので、それぞれの世代の考え方を知る良い機会になるのではないかと思う。
議題は「カーボンニュートラルへの対応」。パネラーの方にはもちろん、それぞれの事例を語ってもらうつもりだ。ただしそれ以上に、若手経営者がどうやってカーボンニュートラルやEVと絡めたビジネスの種を見つけるのか、といった「How」の部分をしっかりと聞き出していきたい。
「How」を聞き出すとは。
単に個別の事例、「What」を聞き出きだしただけでは、あまり意味はないと考えている。事例を紹介しただけでは、結局のところパイの取り合いや価格競争になってしまう。それよりも、どうやってその事例を見つけてきたか、どのように動いたか、といった、ビジネスの種を見つける手法を聞き出していきたい。
若手の経営者たちの「How」を知ることで、ベテラン経営者たちも新しい考え方を取り込み、新しい社会環境に対応するための新しいビジネスを見つけられる。新たな価値を生み出すための、ヒントを得られる場にしたい。
金型新聞 2022年1月10日
関連記事
サンスターグループ傘下に プレスやプラスチック金型を手掛けるツバメックス(新潟県新潟市、025-375-4945)は今年2月、オートバイ用部品などを手掛けるサンスター技研(大阪府高槻市、072・681・0351)に全株…
親子2代で旭日単光章を受けた 昨年11月、秋の叙勲で「旭日単光章」を受賞した。創業以来72年連続で黒字経営を続けたこと、2007年に経済産業省から「元気なモノ作り中小企業300社」を受けたことなどが認められた。「個人で…
ユーザー視点の型づくり樹脂とプレス技術の融合 成形メーカーだった、いがり産業が金型製作に着手したのは2004年。10年以上経て、今や金型の外販が売上の7割以上を占めるまでに成長した。成形メーカーという利点と生かし、ユーザ…
取引適正化の活動継続 今年の通常総会で、日本金型工業会が山中体制になって2年目を迎える。就任以来「稼ぐ力」の強化を訴えてきた山中会長はこのほど、稼ぐ力を鍛えるために4つの軸を設定した。「価格決定力」、「市場拡大の施策の推…



