ギガキャスト向け提案強化 独ALPHA LASER社のレーザー溶接機を正規輸入販売するALPHA LASER JAPAN(佐賀県鳥栖市、0942・50・9662)は今年6月、金型製作や溶接補修などを手掛けるGALAXYホ…
田口型範社長・田口 脩一郎さん 70年以上続く鋳造用金型メーカーを継いだ

埼玉県川口市で70年以上続く老舗鋳造用金型メーカーに生まれた。幼い頃から創業者の祖父に「3代目はお前だ」と言われて育ってきた。
高校に上がる頃には自然と会社を継ぐことを意識した。大学は理工学部に入り、機械工学を学んだ。後継者として歩みを進める中、「もっと視野を広げたい」と米モンタナ州の大学に1年半ほど留学。会計学など経営に必要な知識を身に付けた。
帰国後、大学院を卒業し入社。設計や機械加工、仕上げなどあらゆる工程に携わり、金型づくりの基礎を叩き込まれた。2018年に専務に就いてからは主に営業として新規開拓に尽力した。
その一つが半導体製造装置の部品加工。「とにかく早く立ち上げなければならず、治具や加工条件の作り込みなどに苦労した」。その甲斐あって、現在では全体の売上の10%を占めるまでに拡大している。
昨年12月、社長に就任した。EV化によってエンジン需要の減少が危惧され、シリンダブロックなどの鋳造用金型を手掛ける田口型範も先行きへの不安は少なくない。しかし、未来を悲観しているわけではない。
「部品加工で感じるのは金型の技術力は高いということ。自分たちにどんなビジネスができるのか、今から楽しみ。常に新しい挑戦を続けていきたい」。会社のさらなる成長に向けて意気込む。
金型新聞 2022年3月10日
関連記事
業界の弱体化は顧客にマイナス ユーザーと金型メーカーはどちらかが欠けても成り立たない「イコールパートナー」だと訴えてきました。我々の事業を安定させるためにも、値上げは粘り強く要求していくべきで、そのためには足並みをそろえ…
この人に聞く 2018 電気自動車(EV)の登場で部品点数が減少したり、エンジンがなくなったりするのではないかといった金型への影響を危惧する声は絶えない。オートマチックトランスミッション(AT)や無段変速機(CVT)など…
廃棄部分の再利用も可能に 高機能フィルムの製造に適した押出成形金型「Tダイ」などの設計を手掛けるアクスモールディング。同社は、今年の3月にソディックの金属3Dプリンター「LPM325S」を導入。押出成形金型の設計の簡易化…
精密プレス金型メーカーの昭和精工(横浜市金沢区、045・785・1111)の社長に昨年11月29日付で就任。いとこである木田成人前社長から経営を引き継いだ。 入社から15年ほどはほぼ一貫して金型設計を担当していたが、20…


