金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

22

新聞購読のお申込み

田口型範社長・田口 脩一郎さん 70年以上続く鋳造用金型メーカーを継いだ

埼玉県川口市で70年以上続く老舗鋳造用金型メーカーに生まれた。幼い頃から創業者の祖父に「3代目はお前だ」と言われて育ってきた。

高校に上がる頃には自然と会社を継ぐことを意識した。大学は理工学部に入り、機械工学を学んだ。後継者として歩みを進める中、「もっと視野を広げたい」と米モンタナ州の大学に1年半ほど留学。会計学など経営に必要な知識を身に付けた。

帰国後、大学院を卒業し入社。設計や機械加工、仕上げなどあらゆる工程に携わり、金型づくりの基礎を叩き込まれた。2018年に専務に就いてからは主に営業として新規開拓に尽力した。

その一つが半導体製造装置の部品加工。「とにかく早く立ち上げなければならず、治具や加工条件の作り込みなどに苦労した」。その甲斐あって、現在では全体の売上の10%を占めるまでに拡大している。

昨年12月、社長に就任した。EV化によってエンジン需要の減少が危惧され、シリンダブロックなどの鋳造用金型を手掛ける田口型範も先行きへの不安は少なくない。しかし、未来を悲観しているわけではない。

「部品加工で感じるのは金型の技術力は高いということ。自分たちにどんなビジネスができるのか、今から楽しみ。常に新しい挑戦を続けていきたい」。会社のさらなる成長に向けて意気込む。

金型新聞 2022年3月10日

関連記事

日本の金型変わる経営環境 未来の扉どう開く<br>セントラルファインツール 三宅 和彦 社長に聞く

日本の金型変わる経営環境 未来の扉どう開く
セントラルファインツール 三宅 和彦 社長に聞く

研究開発が新たな道  リーマン・ショック以降需要が回復しているものの、これがいつまで続くのか。自動車の電気化やインターネットの技術革新が産業構造にどんな影響を及ぼすのか。それが、日本の金型メーカーの多くの経営者が抱く未来…

アルファミラージュ 低価格内視鏡を金型分野に拡販【金型応援隊】

比重計の製作やスチームクリーナーなど各種機器・器材の販売を手掛けるアルファーミラージュ(大阪市都島区、06-6924-2631)はこのたび低価格工業用内視鏡「MRA‐28W」と「MRT‐40TH」の販売を開始した。 「M…

顧客の成功考え、最適な提案 小林貞人氏(GFマシニングソリューションズ社長)【この人に聞く】

GFマシニングソリューションズ(横浜市神奈川区、045・450・1625)は今年8月、AM事業部長の小林貞人氏が社長に就任した。放電加工機やマシニングセンタ(MC)、自動化システムなどを手掛ける同社は今後、日本の金型業界…

グループシナジー生かす ALPHA LASER JAPAN 木元武一社長 【この人に聞く】

ギガキャスト向け提案強化 独ALPHA LASER社のレーザー溶接機を正規輸入販売するALPHA LASER JAPAN(佐賀県鳥栖市、0942・50・9662)は今年6月、金型製作や溶接補修などを手掛けるGALAXYホ…

イワタツール トグロンハードドリルの挑戦<br>焼入れ鋼に穴があく

イワタツール トグロンハードドリルの挑戦
焼入れ鋼に穴があく

金型製作工程を短縮 設備強化で需要に対応  イワタツール(名古屋市守山区、岩田昌尚社長)が2010年に発売したトグロンハードドリルは焼入れ鋼用穴加工ドリルとして、ここ数年需要が急増し供給が追いついていない状況だ。同社の岩…

トピックス

関連サイト