技術とその価値を理解し市場を創る人を育成企業と共に未来考える場に 三条市立大学は、4月に開学した、技術とマネジメントに特化した一学部一学科で「創造性豊かなテクノロジスト」の育成を目的としています。その定義は、技術が生み出…
田口型範社長・田口 脩一郎さん 70年以上続く鋳造用金型メーカーを継いだ

埼玉県川口市で70年以上続く老舗鋳造用金型メーカーに生まれた。幼い頃から創業者の祖父に「3代目はお前だ」と言われて育ってきた。
高校に上がる頃には自然と会社を継ぐことを意識した。大学は理工学部に入り、機械工学を学んだ。後継者として歩みを進める中、「もっと視野を広げたい」と米モンタナ州の大学に1年半ほど留学。会計学など経営に必要な知識を身に付けた。
帰国後、大学院を卒業し入社。設計や機械加工、仕上げなどあらゆる工程に携わり、金型づくりの基礎を叩き込まれた。2018年に専務に就いてからは主に営業として新規開拓に尽力した。
その一つが半導体製造装置の部品加工。「とにかく早く立ち上げなければならず、治具や加工条件の作り込みなどに苦労した」。その甲斐あって、現在では全体の売上の10%を占めるまでに拡大している。
昨年12月、社長に就任した。EV化によってエンジン需要の減少が危惧され、シリンダブロックなどの鋳造用金型を手掛ける田口型範も先行きへの不安は少なくない。しかし、未来を悲観しているわけではない。
「部品加工で感じるのは金型の技術力は高いということ。自分たちにどんなビジネスができるのか、今から楽しみ。常に新しい挑戦を続けていきたい」。会社のさらなる成長に向けて意気込む。
金型新聞 2022年3月10日
関連記事
育成のプロ、名匠塾の塾長 社内の技術者に研削や切削など加工の基礎を教える「名匠塾」の塾長。塾生は10年間で全社員の3分の1に当たる168人。同社のものづくりを支える育成のプロだ。 入社時は「おシャカ製造機」と言われる…
「扱い切る」ことが重要 「CAD/CAMを取り扱うのは、あくまで人。だから、CAD/CAMを扱い切れる人材から育てる必要がある」と語るのは、GENIO Solutionsの渡邉康二社長。同社は、海外メーカーのCAD/CA…
金型は成長産業 「金型は世界的には成長産業」―。そう話すのはCAD/CAMメーカー、C&Gシステムズの塩田聖一社長。コンピューターエンジニアリング(CE)とグラフィックプロダクツ(GP)の合併から4年半、年平均の成長率1…
この人に聞く2018 今年4月に樫山金型工業から社名を変更した「コガネイモールド」。携帯電話を中心としたプラスチック金型で一時代を築いた同社だったが、スマートフォンの登場によって需要が激減。しかし、一昨年に空圧機器メー…


