金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JANUARY

11

新聞購読のお申込み

松浦機械製作所 ハイエンドMCを刷新、高速・高精度に金型加工

松浦機械製作所は、ハイエンドのリニアモータ立形5軸制御マシニングセンタ(MC)「LF‐160」をモデルチェンジし発売した。主軸振動を大幅に低減したほか熱変位補正機能を拡充し、高速回転領域における加工精度を高めた。電子機器の金型などで微細・精密化が進む中、そうした金型加工のニーズに応える。

主軸は、軸受の配置やバランスなどを見直し、主軸振動を従来と比べ約65%低減。面粗さRa0・1μm以下を実現した。熱変位は、予め様々な変位パターンをAI(人工知能)に学習させたデータにより加工時のXYZ各軸の変位を補正する。これらの要素により、高速回転(最大4万6千回転)時や長時間連続運転において安定した加工精度を実現する。

剛性の高い30番主軸を搭載し、荒加工から微細加工まで幅広い工程を1台で対応。オプションで工具を最大338本、パレットを最大91枚搭載でき、金型部品や電極などの変種変量生産・長時間無人運転もできる。また、5軸加工の衝突防止機能や、稼働状況監視機能を標準搭載。クーラントを自動で管理、補充するシステムをオプションで選べるようにもした。

「LF‐160」は、高精度立形リニアモータMC「LXシリーズ」の一つ。「LXシリーズ」のモデルチェンジは11年ぶりで、金型の微細加工に対応するハイエンド3軸機「LV‐500」、金型から部品加工まで幅広く対応する高精度5軸機「LX‐160」、高精度3軸機「LM‐500」も同時に発売した。

電子部品などの金型に需要を見込み、今年11月に開催されるJIMTOF2022にも出品する。

金型新聞 2022年6月9日

関連記事

OKK 立型MC「VMR」をモデルチェンジ

リードタイム短縮・ 操作性や剛性を向上 OKK(兵庫県伊丹市、072-782-5121)は主力の立型マシニングセンタ「VMRシリーズ」をモデルチェンジした。モジュール(機械構成要素)として生産できるように設計レベルから見…

【特集:2024年 金型加工技術5大ニュース】2.AIの進化

稼働止めない機能や技能支援 人工知能(AI)を活用したさまざまな機能やサービスが登場している。AIの進化に加え、センシング技術の高度化で、従来把握できなかったデータが収集できるようになり、AIに読み込ませるデータ量が増え…

寺方工作所 独自の温間プレス生かし、デザートスプーン発売

精密プレス金型やプレス加工を手掛ける寺方工作所(鳥取県北栄町、0858・36・4311)は、口から抜けるときにスッと滑るような口当たりのデザートスプーン(ステンレス製)を発売した。 底の曲面が緩やかで、楕円の半球状のスプ…

三井精機工業 高精度加工の自動化技術を披露

工場見学会を開催 三井精機工業(埼玉県川島町、049-297-5555)は3月9~11日の3日間、本社工場で工場見学会を開いた。「高精度加工の自動化」をテーマに、機上計測を搭載したジグ研削盤や微細加工に特化した立形マシニ…

自動で5軸の干渉回避
C&Gシステムズ

キャムツールの新版  C&Gシステムズは4月、効率的な干渉回避を自動で算出するなど、同時5軸加工に対応する機能を盛り込んだ「CAM‐TOOL(キャムツール)」の新版「V15・1」を発売した。  今回追加した「同…

トピックス

関連サイト