金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

AUGUST

18

新聞購読のお申込み

ルッドリフティングジャパン 積載荷重2.5tの金型反転機

電ドラで稼働、移動しやすく

ルッドリフティングジャパン(大阪市西区、06-6536-8807)は、ルッド社(ドイツ)のコードレス金型反転機「ツールムーバー」の販売を始めた。

電動ドライバーを差し込み回転させるとチェーンドライブの仕組みでテーブルが回転する。重さ2.5tまでの金型を載せ、反転できる。

4本の足で支え、アンカーを打つ必要が無い。金型を反転させる現場に応じてクレーンで吊り上げて移動したり、フォークリフトで持ち上げて運んだりすることもできる。

重量2.5t未満の比較的小さな金型はクレーンで吊り上げ反転させることが多い。しかしその作業中に手でチェーンを取り外し、付け替えるなど危険な場面があった。

一方、金型反転機を使う多くの場合、油圧や電気など動力源が必要で、またアンカーを打ち込み固定するためその場でしか使えないことがあった。

ツールムーバーはそうした作業の危険や、使用する際の不便を解消できる。また経験の浅い作業者や女性にも安全に金型反転の作業ができる。

オプションでテーブルにマットを付けたり、その横に金型の組み立てや調整ができる作業台を付けたりすることができる。テーブルの水平は脚で調整できる。標準仕様で約200万円。

金型新聞 WEB限定

関連記事

ニチダイ 鍛造型の状態可視化するダイセットを開発

センシング機能でDX推進 冷間鍛造金型を手掛けるニチダイはダイセット内に荷重や変位、振動など各種センサを組み込み、金型の状態を可視化するセンシング機能を持った『インテリジェントダイセット』を開発。これにより、型寿命や製品…

【金型テクノラボ】岡本工作機械製作所 大型プレートの高精度、高効率な平面研削技術

順送プレス金型などの大型プレートは、平面度を維持するために再研削によって何度も繰り返し使用されている。また、焼き入れ処理を行うため、反りが発生し、加工時間の増加や測定方法などが課題となっている。ここでは、このような金型プ…

ワンパスでミリ単位の加工が可能な研削技術【金型テクノラボ】

精密金型の製造では、エンドミルでの切削やワイヤー放電加工の後に成型研削を行うのが一般的。しかし、研削量が少なく加工に時間がかかるのが課題だった。本稿では、ワンパスでミリ単位の材料除去を可能とする「クリープフィード研削技術…

オイレス工業 プレス型用カッター発売<br>トリムとスクラップカットを1工程に集約

オイレス工業 プレス型用カッター発売
トリムとスクラップカットを1工程に集約

 オイレス工業はこのほど、可動式のカッターユニット「オイレスコンパクトフローティングカッター」を発売した。カッターを可動させるための圧力源に特殊な粘性体を採用し、ユニットを小型化。金型に組み込んで使うことで、トリムとスク…

プラスチック射出成形品の離型抵抗評価金型【金型テクノラボ】

プラスチック製品を射出成形金型から突き出す際に生じる離型抵抗は、製品に変形や破損を引き起こすため、様々な抑止方法が提案されている。この抑止方法を検討する際には離型抵抗の定量的な評価が重要となる。本稿では、離型抵抗を評価す…

トピックス

関連サイト