外段取りの効率性向上 ダイカスト金型を手掛ける七宝金型工業(愛知県津島市、0567・24・8787)は昨年発売した自社製品の精密ジャッキ『EASYG(イージグ)』の第2段を開発。従来品は工作機械のテーブル上でしか使用でき…
特注部品Web受注加工
ミスミグループ本社
最短即日で出荷
ミスミグループ本社(東京都文京区、03- 5805-7050)は5月25日から、特注部品のオンライン受注加工サービス「meviy(メヴィー)」で最短即日出荷する緊急出荷サービス(ストーク)を開始した。エジェクタピンのマシニングセンタ(MC)加工とワイヤ放電加工から開始し、対応部品や材種などを順次拡大していく。
エジェクタピンで開始

ストークは、標準出荷日よりも短時間で出荷するサービス。これまで、同社のカタログ品や一部の受注製作品で利用することができた。「メヴィー」で対応するのは、エジェクタピン(ハイス鋼)の先端形状のMC加工とワイヤ放電加工。三次元形状やリブ形状などカタログ規格外の形状に加工する。
サービス内容は、出荷日によって「ストークT」と「ストークA」の2種類を揃える。「T」は正午までの注文で当日出荷、「A」は18時までの注文で翌日出荷。「メヴィー」金型部品での最短出荷4日から、大幅に納期が短縮される。
利用料金は、「T」のMC加工が2500円、ワイヤ放電加工が2000円。一方、「A」はMC加工が1500円、ワイヤ放電が1000円。標準価格に追加で支払うことで、サービスを受けることができる。
「メヴィー」は、設計した3Dデータを専用サイトにアップロードすることで、価格や納期が瞬時に算出され注文できるサービス。2016年のサービス開始から利用者は4万人を超えている。
「ストークに対応したことによって、ユーザーにとってのさらなる利便性向上を目指していきたい」(3D2M企業体チーフディレクター)。今後は、ハイス鋼に加え、ダイス鋼など対応材種を拡充していくほか、コアピンなど対応部品の拡大も図っていく。
金型新聞 2020年6月4日
関連記事
SDGsを目指した環境への配慮は年々高まっており、中でも脱炭素に対する意識は特に高い。脱炭素社会を実現するためには消費電力量やCO2排出量の削減が重要だが、製品精度は維持しなければならない。そのような高精度とエネルギー削…
150㎜以上の造形が可能 大同特殊鋼はこのほど、ダイス鋼系の金属3Dプリンタ用金属粉末「DAP‐AMシリーズ」の第2弾として「LTX」を開発し、販売を開始した。金属3Dプリンタによる造形時の課題だった歪みを大幅に低減し、…
近年、金型や部品加工における加工効率を向上する「NCプログラムの送り速度を最適制御するソフト」が注目されている。当社もCGTech社製「VERICUT Force」を導入。これを最大限活用するための効果的な運用手法につい…
ユニオンツールは高硬度材向けやCBNエンドミルの小径サイズを大幅に拡充する。焼入れ鋼などを高効率に加工できる「HMGCOAT」のシリーズや、CBNのエンドミルの小径サイズを増やす。 高硬度材に加工に適した、新開発のコ…