デジタルプロジェクター搭載 自動で計測や補正が可能 アマダマシナリーはデジタルプロジェクターを搭載したプロファイル研削盤「DPG‐150」の販売を始める。自動計測や補正機能を持ち、経験の浅い技術者も高精度な加工ができる…
キタムラ機械 開発拠点を新設
5Gで機械を遠隔制御
NTTドコモと共同開発

キタムラ機械(富山県高岡市、北村彰浩社長、0766-63-1100)はこのほど、NTTドコモと共同で、第5世代通信(5G)を活用し、遠隔で自動運転ができる工作機械を共同で開発すると発表した。本社工場内に5Gエリア化した開発拠点を新設し、23年4月の実用化を目指す。
キタムラ機械は2018年、機械側で3次元の設計データを読み込むことで、専用の加工プログラムが不要な「Auto‐Part‐Producer」を発表。しかし、工作機械に高性能な処理装置が必要で、機械側での作業が必要だった。
NTTドコモと共同で開発を進める「Auto‐Part‐Producer5G」は、3次元の設計データの処理をクラウドで行う。5Gを活用し、そのデータをリアルタイムで機械に転送することで、遠隔での操作や複数の機械の制御を可能にする。機械に高価な処理機能が不要なため、3割程度安価で提供できるという。今後様々な技術検証を行い、23年4月に実用化を目指す。
今回の共同開発にあたり3月に、高岡本社工場内に、5Gエリア化した「キタムラ・イノベーション・ファクトリー」を新設。「Auto‐Part‐Producer5G」だけでなく、スマートグラスを活用し、工作機械の保守点検を効率化するなど、工作機械分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を共同で進める。
金型新聞 2021年4月10日
関連記事
超精密、高精度、短納期、長寿命化—。こうした高度化する金型へのニーズに対応するには、あらゆる加工技術や素材技術が必要だ。中でも、鏡面性が得られるのか、離型性が高いのか、長寿命化が図れるのかなど、金型の本質的な機能に直結…
金型メーカーの競争力強化に向けた積極姿勢は衰えることがない。今、新コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、インターモールドをはじめ様々な展示会・イベントが中止されているが、一方で、自動車の電動化や5G、IoT、働き方改革…
金型向けクラウド新版 NTTデータエンジニアリングシステムズ(東京都大田区、03-5711-5331)はこのほど、金型向けのクラウドサービス「Manufacturing—Space(MS)」の最新版のサービスを開始した…
除膜・再コートが繰り返し可能 日本コーティングセンター(神奈川県座間市、046・266・5800)は、自動車部品メーカーのデンソー(愛知県刈谷市)と共同で、切削工具などの超硬製品の寿命を向上するPVDコーティング技術「D…


