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大阪でインターモールド2022が開幕

金型加工の最新技術が競演 243社・団体が出展

金型加工技術の専門展示会「インターモールド2022」(主催:日本金型工業会、運営:インターモールド振興会)が4月20~23日までの4日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される。切削や研削、放電などの加工技術をはじめ測定、設計、解析、表面処理など金型づくりに関連する最新技術が集まる。「自動車のCASE」や「製造業におけるDX」などをテーマとする講演やセミナー、金型や金属プレス加工技術を出品する展示会も併催されるなど金型づくりの技術やそれを取り巻く動きを知る絶好の機会となりそうだ。

大阪開催は4年ぶり

インターモールドは国内最大の金型加工技術の展示会で年に2回開かれている。4月に大阪と東京で交互に開催、6月は名古屋で開催している。新型コロナウイルスの感染が拡大したこの2年は、2020年の4月大阪展と6月名古屋展が中止。21年は4月の東京展を開催したが、6月の名古屋展は開催されなかった。

大阪展としては2018年以来4年ぶりで、インテックス大阪の4号館と5号館が会場として使われる。マシニングセンタや5軸加工機、微細加工機、ワイヤ・形彫放電加工機、研削盤、切削工具、ツーリング、ロータリーテーブル、3次元測定機、CAD/CAM/CAEなど243社・団体(3月2日現在)が出品し最新技術を披露する。

開催期間中は特設会場で、「特別講演」や「テクニカルワークショップ」、「オープンセミナー」が開かれる。特別講演は、日本自動車部品工業会の技術担当顧問・松島正秀氏が「自動車産業のCASE展望」を、アイ・ピー・エスの事業開発室・松本秀美氏が「製造業におけるDX、スマート工場とその始め方とは?」をテーマに講演する。

また、日本金型工業会の技術顧問・横田悦二郎氏は「日本の金型産業の『ここが素晴らしい!』をテーマに金型マスターとパネルディスカッションをするほか、「女性雇用のメリットとは」「現場での男女共同参画とは」などについて金型メーカーで活躍する女性(かながた小町)による意見交換も行われる。

工作機械や工具、機器

テクニカルセミナーやオープンセミナーでは、工作機械や切削工具、CAD/CAMのメーカーや金属積層造形や自動車部品などの団体が、最新の金型加工技術や自社での取り組みなどを紹介する。

また会場内で「金型展2022」と「金属プレス加工技術展2022」も併催される。金型展は日本金型工業会の会員企業がそれぞれの金型技術を、金属プレス加工技術展は日本金属プレス工業協会の会員企業がそれぞれのプレス技術を出品する。金型展は5号館で、金属プレス加工技術展は4号館で開かれる。

インターモールド2022、金型展2022、金属プレス加工技術展2022の開催時間は10~17時まで(※最終日は16時まで)。入場料は3000円だが、事前来場登録者(公式サイトから登録できる)や招待券持参者は無料。4日間で5万人の来場を見込んでいる。

金型新聞 2022年3月23日

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