金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

OCTOBER

21

新聞購読のお申込み

ナガセインテグレックス 設置面寸法1/2の平面研削盤を発表

高能率でコンパクト

ナガセインテグレックスは、JIMTOF2022出展機の第1弾として、新世代高精度門型平面研削盤「SGX—126」を開発、7月1日から発売した。中型金型プレートや精密部品の加工に最適。価格は5200万円(税別)からで、年間10台の販売を見込む。

独自の“IGTARPDESIGN(イグタープデザイン)”により高精度でありながら超高能率、門型構造なのに超コンパクト、高付加価値ながら導入しやすい価格を実現した。

構造解析を駆使して軽くて強い基本構造を徹底追求。門型+3点支持構造で、加工点での静剛性は従来機比2倍、動剛性は1.25倍を実現。

送り軸は、X(左右)軸に高精度擦り合わせ摺動面と油圧サーボシリンダ駆動を採用し、油静圧に匹敵する高精度を実現した。作動油の圧力と油圧ポンプの回転速度を最適制御する「スマートサーモニクス」により、平均消費電力を従来機比半減することも可能。

砥石軸は、15kW極低振動ビルトインモータを搭載。最大φ510×75㎜の砥石まで装着できる。重研削による多量のスラッジも、微小スラッジ除去率が格段に向上したマグネットセパレータを標準搭載。

また、設置面寸法が従来のシングルコラム機と比較して5割減と超コンパクト。テーブル高さが従来機よりも300㎜も低く、接近性も良いので、足場無しでワークセットできる。

金型新聞 2022年7月1日

関連記事

日立ハイテク 切削精度向上サービスの提供を開始

たわみ補正をデジタル化 日立ハイテク(東京都港区、03-3504-7111)は今年4月、「切削精度向上サービス」の提供を開始した。熟練者の経験で行っていた主軸のたわみ補正をデジタル技術で代替する。同サービスにより属人化か…

砥石の曲げ振動音観測による研削加工の自動化【金型テクノラボ】

著者は研削加工中、研削砥石に曲げ振動が生じていることを発見した。この振動から生じる微小な音(本研究では曲げ振動音と呼ぶ)をマイクロフォンにより測定することで加工状態の良否を識別できる技術を開発。その結果、ドレッシングイン…

【Breakthrough!】ワイヤ放電加工

ワイヤ放電の進化が止まらない。機構や電源の刷新で、高精度化や効率化は加速。中子抜きや、ワーク搬送、自動結線など自動化のアプリケーションが増加している。最近では、IoT技術を活かした最適な稼働管理などが登場している。さらに…

三菱マテリアル 高硬度鋼加工用エンドミルに小径サイズを追加

三菱マテリアル(東京都千代田区、03-5252-5200)はこのほど、高硬度鋼加工用エンドミルシリーズの2枚刃ロングネックボールエンドミル「VFR2XLB」にボール半径(RE)0.3㎜以下の小径サイズを追加し、発売した。…

多様な技能伝承サポートツール【特集:技能伝承最前線】

人手不足が叫ばれる昨今において、現場における新人教育を効率化し、技能伝承を推進させるデジタルサービスが数多く登場している。技能伝承のみならず教育プロセスの省人化・DX化に貢献し、現場全体の生産性も向上させる各社の製品を紹…

トピックス

AD

FARO スキャンしたらすぐに結果まで:工数低減を実現

金型のメンテナンス、修復、複製に3次元測定アームを活用 製品を製造するために欠かせない金型ですが、そのメンテナンスには多くの課題が存在します。金型は使用するうちに摩耗し、時... 続きを読む

関連サイト