自動車を中心に高精度かつ複雑形状な部品の開発、金型製造、量産まで手掛ける久野金属工業。EVなど次世代自動車の部品を生産する一方、ITを活用した改善活動など社内改革も積極的に行っている。その改革を推進してきたのが入社19年…
南海モルディ 金型補修を自動化【金型応援隊】


特殊鋼材料の販売や金型のメンテナンスを手掛ける商社の南海モルディ(22年9月に南海鋼材から社名変更)は、オリジナル製品「予熱くん」や「肉盛りくん」を開発、販売し好評を得ている。
「予熱くん」は、製造前の金型予熱、焼き嵌め、肉盛り溶接時の金型熱管理によって金型の長寿命化を安全に実現する加熱器。数値管理によって、再現性のある熱管理を実現する。
「肉盛りくん」は、プラズマアークやレーザー光を用いて高合金パウダーを肉盛りし、金型を補修する自動肉盛りシステム。「予熱くん」での熱管理も含めた自動肉盛り溶接の提案を行っている。
さらに肉盛り溶接に特化した、オフラインティーチングソフト「特盛りくん」も発売するなど、ニーズの高まる自動化への対応を進めていく。
会社概要
- 住所:堺市堺区北庄町2—2—10
- 電話:072-233-1525
- 代表者:福原千里社長
- 事業内容:金型材料の切断販売、冷間・熱間鍛造金型及び治工具の加工販売、金型のメンテナンス、オリジナル製品開発販売など
- 従業員:170人
- 設立:1958年
金型新聞 2022年9月10日
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