金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

OCTOBER

28

新聞購読のお申込み

大垣精工 大型設備を強化

高まるモーターコア金型の需要に対応

超精密なプレス金型及びプレス加工を手掛ける大垣精工(岐阜県大垣市、0584・89・5811)は高まるモーターコア金型の需要に対応し、大型トライ用プレス機や大型加工機を導入するなど設備強化を図った。自動車の電動化に伴い、国内外からモーターコア金型の引き合いが増えており、需要拡大が見込まれるEV用大型駆動モーターコアから小型の補機モーターまで幅広く対応する。

導入した大型トライ用プレス機

導入したのは大型トライ用プレス機(加圧能力300t・ボルスター2700㎜)、大型ジグボーラー(安田工業)、大型マシニングセンタ(牧野フライス製作所)、大型ワイヤー放電加工機、円筒研削盤などで大型化が進むモーターコア金型の需要に対応する。

松尾幸雄社長は「大型設備を強化したことで3m級の金型まで製作できると同時に、短納期化を図っていく」と語る。同社では転積カシメ積層のモーターコアだけでなく、独自の型内接着積層技術(特許取得)を開発するなど、モーターコアに関連する技術の強化を進めている。

金型新聞 2024年1月10日

関連記事

TOWA 2020年4-12月期売上高10.2%増の207億円

TOWA 2020年4-12月期売上高10.2%増の207億円

5G向け半導体装置がけん引金型は11.8%増の62億7500万円 TOWAの2020年4-12月期の連結売上高は、前年同期比10.2%増の207億1500万円だった。次世代通信規格5G関連製品などの需要拡大に伴う半導体メ…

ゲートジャパン 企業のDX化伴走支援を展開

部品調達システム「Genie‐us」を開発 精密金型部品から金型設計・製作など幅広い事業を行うゲートジャパン(京都市伏見区、075・661・0360)はDXの先進事例として優秀と認めた企業を表彰する「KANSAI DX …

三菱自動車工業が取り組む金型磨きレス 手磨き以上の面粗さ、製造工数の削減を実現

三菱自動車工業は加工工法を改善し、金型磨きレスの実現に向けた取り組みを進めている。仕上げや組付けなど金型の品質を決める領域は人を介する必要があり、磨き工程もその一つ。磨きは人の感覚や細やかな動きを求められることが多く、熟…

キヤノンモールド 工数削減し、生産能力向上【Innovation〜革新に挑む〜vol.8】

金型の付加価値を追求 キヤノングループで500人の従業員を抱える国内最大手のプラスチック用金型メーカー、キヤノンモールド。茨城県内に2つの生産拠点を構え、キヤノン製品向けの金型の他、自動車部品や医療機器など幅広い分野の金…

サブスク、クラウドで手軽にシミュレーション【特集:シミュレーションの使い方再発見!!】

インターネットなどのネットワークを経由してソフトを提供する「SaaS(サース)」。ファイル共有サービスやビジネスチャットツールなど、さまざまなソフトで普及が進む中、金型設計などで活用するシミュレーションソフトでもクラウド…

トピックス

AD

FARO スキャンしたらすぐに結果まで:工数低減を実現

金型のメンテナンス、修復、複製に3次元測定アームを活用 製品を製造するために欠かせない金型ですが、そのメンテナンスには多くの課題が存在します。金型は使用するうちに摩耗し、時... 続きを読む

関連サイト