搬送装置などを手掛ける北川精機は金型保管や電極、部品の保管に効果的なストッカー「ソリッドストッカー」の提案を強化している。工場の高さに合わせて自由にレイアウトできるのが特長だ。 国内の工場は大きなスペースが確保しづらく、…
黒田精工 長野工場に新工場棟
モータコア金型生産2・5倍
黒田精工(川崎市幸区、044・555・3800)は、モータコアの生産体制増強のため、長野工場(長野県池田町)で第8工場と倉庫棟を新設した。工場及び倉庫面積は約2100㎡。約16億5000万円を投じ、大型高速プレスや磁石の樹脂固着ライン「MAGPREX」などを導入。電動自動車向けモータコアの量産プロセスを確立するマザー工場としての役割を担う。


工場拡張に合わせて、レイアウトの見直しや加工機の増強なども進めている。大型高速プレスの増設も検討しており、電動自動車用モータコア金型の生産能力を2025年までに23年比2・5倍に引き上げることを計画している。また、建設した工場棟や倉庫棟、一部の工場棟の屋根に太陽光パネルを設置。合計でパネル容量468kW、年間で520MWhまで発電できるという。
12月13日に実施された竣工式で黒田浩史社長は「この新工場から生み出される最先端の電動自動車向けモータコア及びモータコア金型システムを世界中にお届けし、脱炭素社会の実現に貢献していきたい」と意気込みを語った。
金型新聞 2024年2月10日
関連記事
レーザー溶接・金型補修機器メーカーのテラスレーザー(静岡市駿河区、054-270-7798)はこのほど、光産業創成大学院大学(浜松市西区)主催の光技術を使った事業計画を競うビジネスコンテスト「フォトニクスチャレンジ202…
DMG森精機は2020年度通期決算で、売上高3283億円(前年比32.4%減)、営業利益107億円(同71.4%減)と発表した。コロナ禍で受注環境が悪化したものの、デジタルツインショールームやオンライン展、オンラインセ…
日立金属(東京都江東区、0120-603-303)が発表した2022年3月期決算の売上高は、23%増の9427億円となった。工具鋼や産機材などの特殊鋼製品事業は20%増の2618億円。工具鋼は国内、海外向けともに需要が増…
自動車の電動化などによって部品メーカーは大きな変化に迫られている。車載用のプラスチック部品もその一つ。コネクタの狭ピッチ化、耐熱性の高い樹脂の採用などによって、金型や成形技術は高度化している。コネクタをはじめとする車載…


