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Hexagon MI AM造形品の品質保証【特集:金型づくりのAM活用最前線】
Ⅹ線CT解析ソフト活用
採用が増えつつある金属AMによる金型の入れ子部品。しかし、造形したワークの内部にできた巣の有無や造形密度などは切断するしか把握できないため、品質保証の難しさがAM入れ子部品の採用の壁の一つになっている。
Hexagon Manufacturing Intelligence(Hexagon MI)はX線CTデータ解析ソフト「VGSTUDIO MAX」を活用し、造形したワークを切断せずに品質保証できるシステムを提案している。

同ソフトはX線CT装置を使ったワークを解析する技術。元々はX線CTで撮像したワークの内部を分析するソフトで、その技術をAMの品質保証に応用した。
具体的には3Dプリンタに搭載した赤外線などの高精度カメラやセンサを使い、一層ごとに画像データ撮像する。そのデータを積層させ、ワークを3次元化。その3次元データを基に巣や形状、密度などを計測する。

その解析精度が高いのが特長だ。AM入れ子部品を造形するダイカスト金型メーカーの日本精機は、造形した入れ子をX線CT装置で解析したデータと、VGSTUDIO MAXで解析したデータモデルを比較した。その結果「造形した入れ子と解析したモデルの差異は全くなかった」(木下修平セールスチームマネージャー)という。「造形中を撮像するカメラの精度に準拠してしまう部分はあるが、精度は高い」。
精度に加え、解析速度が早いことも特長だ。AMで造形した水管部位だけを抜き出して解析することができるなど、解析速度のアップにつながる。
すでに日本精機ではVGSTUDIO MAXを活用し、品質保証に活かしている。同社の松原雅人常務取締役は「割れが発生した際にそのデータをもとに顧客と品質に関する議論を進めている」という。
木下マネージャーは「現在のAM装置では高精度カメラやセンサがオプションになっていることが多く、品質保証に活かしている事例は少ない。しかし、海外ではAM部品の品質をどう担保するかが課題になっており、解析ソフトの活用は広がっていく。VGSUTUDIO MAXの活用を提案していきたい」。
金型しんぶん2025年11月10日号
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