金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

10

新聞購読のお申込み

南武 油圧シリンダの供給強化

インドに新工場、28年の稼働目指す

金型用の中子抜き油圧シリンダを手掛ける南武(横浜市金沢区、045・791・6161)はインドに進出する。昨年11月末にインド北部に工場用地を取得し、2028年の本格稼働を目指し、工場を新設する。ダイカスト部品の需要が拡大するインドでダイカスト金型向けの油圧シリンダを短納期で供給するほか、アフターサービスの強化につなげる。

インド北部のハリヤナ州ジャッジャール市の工業団地に、5490㎡の土地を購入した。土地や建物、設備などを含め、約10億円を投資する。新工場では標準品の中子抜きの油圧シリンダを生産するほか、メンテナンスに対応できる体制を構築する。

2025年11月末に行った土地契約の調印式

南武は02年からインドに油圧シリンダを輸出しており、すでに現地企業を含めて50社超の顧客を持つ。09年からはタイの製造拠点から輸出に切り替えて対応してきた。

近年はスズキが自動車の現地生産を増やしたり、インドの部品メーカーが生産を強化したりするなどダイカスト部品の需要が急拡大している。それを受け、24年にはインド南部のチェンナイ市に在庫販売拠点を設立。昨年末から、タイから売れ筋製品の在庫を輸入し、インド中南部の顧客に供給してきた。「在庫販売だけでは追いつかないくらい需要が大きくなっており、現地生産が必要だと判断した」(野村伯英社長)。

今後について、野村社長は「まずは標準品から生産する。近い将来、特殊仕様の製品やメッキを内製化することで、納期の短縮やサービス向上につなげる。10年後にインドでの売上高を8億円にまで引き上げたい」としている。

金型しんぶん2026年1月10日号

関連記事

黒田精工 増加するモータコア需要に対応【特集:進む設備の大型化】

300t大型プレスを導入 黒田精工は昨年12月、モータコア金型などを手掛ける長野工場(長野県池田町)を拡張し、300t大型高速プレス機を導入した。ボルスター寸法の左右長さが3・7mの大型機で、2・3mや2・7mの既設機よ…

狭山金型製作所 新3K(きれい、かっこいい、感動)の工場【特集:かっこいい工場】

付加価値を生む工場づくり、デザイン面から魅力伝える 映画「となりのトトロ」のモデルの一つと言われる埼玉県西部に位置する狭山丘陵。その一角に精密プラスチック金型メーカー・狭山金型製作所の工場はある。入り口には大きな桜が植え…

コアコンセプトテクノロジー KATANAVI事業を譲受

機能強化、新規開拓目指す コアコンセプト・テクノロジー(東京都豊島区、03-6457-4344)はこのほど、SOLIZE(ソライズ、東京都千代田区)の金型設計製造NAVIシステム「KATANAVI(カタナビ)」事業を譲受…

黒田製作所 工程管理支援システム『Grow』 工程を見える化・情報共有

全てが一品物の自動車用プラスチック金型は、工程管理の最難関と言われる。最新鋭のCAD/CAMシステム、多種多様な工作機械など豊富な設備に加え、それを操作する若き金型エンジニア、腕の立つ職人が不可欠で、さらなる生産性向上を…

金型メーカー 人事

敬称略、カッコ内旧職 三井ハイテック 3月1日付 成田和雄(モーターコア事業本部長付部長)モーターコア事業本部モーターコア事業企画部長兼グローバル企画部長 国枝亮(モーターコア事業本部モーターコア事業企画部長兼グローバル…

トピックス

関連サイト